黒猫2匹と暮らす猫のしもべ・フニャコです。
▶▶「猫かと思ったら物」「夜は闇に紛れる」2匹の黒猫と暮らす私が見つけた「黒猫あるある」
近所に一人で住む70代の母も、同じく猫が大好きで、長毛猫のマロちゃんと暮らしています。
お墓で出会って保護したマロちゃんを迎えてから早くも6年。
愛くるしい天使の見た目だったマロちゃんは、現在カタギとは思えぬワイルドな風貌に成長しました。
見た目はこんなにイカつくなっても変わらないのは首を傾げる仕草。
マロちゃんの性格をひと言で表すと『ツンデレ』。
甘える時とツンツンした時との態度の差がかなり大きめです。
何年も一緒に暮らしていても、マロちゃんの怒りスイッチは未だよくわかりません。
急に顔が険しくなったかと思った時には時すでに遅し。
全力のボディアタックが待っています。
普段はどこからともなくやってきて母の側にいるマロちゃんですが、お昼寝している姿を見られるのは嫌なようで、家の中のどこか見つからない場所を見つけて隠れてこっそり寝ます。
うっかりその場所を見つけてしまった日には...
すごく不機嫌な顔でこちらを見て『見るな！あっちへ行け！』という圧をかけてきます。
そんなツンツン成分多めのマロちゃんですが、基本的に母のことが大好き。
自分が甘えたい時は全力です。
どんな時でも母が新聞を見たり仕事をしていると100%の確率で邪魔しにきます。
あの手この手で邪魔をし、ペンを奪い、消しゴムを机の下へ叩き落とし、ノートを破き、新聞を破り全身で覆い被さり読めなくする...鬼畜の所業です。
作業する時はマロとの戦い。
では先にマロちゃんの相手を...と優先しても先ほど書いた『謎の怒りスイッチ』が用意されていて気が抜けません。
マロ様を納得させる方法は、ずっと一緒にいる母でも分かりかねるようです。
そんなマロちゃんですが、少しいじらしいところがあります。
家にお客さんが来ていて母が対応している時は、その場所へはマロが来られないようにしているのですが、母が戻ってくると必ず猫じゃらしを持ってきて置いています。
しかも母が1日のうち一番長い時間過ごす居間のカーペットに。
普段猫じゃらしではほとんど遊ばないマロちゃん。
遊ばないおもちゃは一番遠い部屋にある普段使わないおもちゃボックスにまとめて入っています。
猫じゃらしもその中にあるのですが、どうやらその引き出しを開けてわざわざ運んできて置いているようで...。
母がスーパーや病院へ出かけたときも、帰宅すると必ず置いてある猫じゃらし。
マロちゃんの母への強いアピールを感じます。
徹底している。
いつか一生懸命遠い場所まで猫じゃらしをくわえてテクテク運ぶ姿を見てみたいのですが、一度も遭遇したことがないそう。
もはやバレずに行うことを良しとしてるかのようです。
かと言ってそのねこじゃらしで遊ばせようとしても、それには全然反応しないマロちゃん。 じゃあなぜそれを持ってきたの...？ と問いかけたいところですが。
「マロは寂しいんだぞ！」 と訴えてるのでしょう。
これを見て察しろと。
こうした謎のコミュニケーションもありますが、普段は母へ可愛い声で何度も鳴いて話しかけます。
何を言ってるのか全然わからないときもありますがなんとなくで会話をしているそうです。
母とマロちゃん、ふたりにしか分からないやりとりが多いですがいつも微笑ましくマロちゃんとの話を聞いています。
一人で暮らす母の良き相棒、とても大きな存在にほっこりします。
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