埃をかぶった実家の仏壇にショック!でも跡を継いだ弟にとやかく言う権利もなく.../くるぴた

皆様こんにちは、『人生リセットできるかな?』の管理人"くるぴた"です。

【前回】左肩の後ろに「謎の膨らみ」が...人生初の全身麻酔で手術をすることに

埃をかぶった実家の仏壇にショック!でも跡を継いだ弟にとやかく言う権利もなく.../くるぴた taikenki_kurupita80.png

私には2人、弟がいます。

上の弟とはほぼ冠婚葬祭でしか会っていませんが、家を継いだ下の弟とは、たまにSNSなどで交流があります。

ある時、下の弟が自宅で撮った家族の写真を送ってくれました。

末の子が誕生日だったので、家族で祝ったようです。

リビングで家族がバースデイケーキを食べたり、一番下の子がおどけたポーズで写っていたりと、写真自体はとても微笑ましく、ゆっくりと一枚ずつ見てなごんでいると......

ふと視界に入った画面の片隅の様子に一瞬目を疑いました。

リビングの隅の隅に、仏壇らしきものが写っていたのです。

しかも、家に昔あった私が知っている仏壇とは全く違います。

大きさは元々あった仏壇の半分くらいの小さなサイズで、食べ物や水が供えられている気配がありません。

両親の遺影の写真立ても雑に置かれて、全体に埃が被っているのが遠目にも分かる状態。

ええっ! いつの間に......?

まさかこんな事になっているとは、全く想像していなかったので、ちょっと一人でうろたえてしまいました。

昔は母が毎日お水とご飯を取りえて、朝夕に手を合わせているのが当たり前だったからです。

とはいえうちの跡目を継いだのは下の弟。

その分、遺産の取り分は多かったのですが、後の法事や親戚付き合いを一手に引き受けたのも弟です。

もちろん仏壇も。

飛行機の距離に住んでいて滅多に実家に帰らず、法事にもあまり顔を出してない私が、偉そうにどうこう言える立場ではありませんでした。

ただ、どうしてこうなったのかという経緯は知りたい気持ちを抑えられず......

かなり日数が経ってから、電話をする機会があったので、本人に直接聞いてみたのです。

私「そういや、今うちの仏壇って、どうなってる?」

弟「なんで?」

私「前、送ってもらった誕生日の写真に仏壇みたいなのが写ってたから」

弟「ああ、あれね。前のが大きかったから、小さいのに買い替えた」

私「思い切って小さくしたね」

弟「家を建てた頃は子どもは二人のつもりだったから、子ども部屋2つと、夫婦の寝室と、僕の仕事部屋と、仏間とLDKって間取りにしたんだけど...... 三人目が生まれて、自分の部屋を欲しがるようになったから。 そうなると、どこを子どもの部屋にするかって言ったら、まあ、仏間しかないよね?」

私「それは確かに」

弟「で、仏壇はどうしようってことになって、リビングしか置き場所がないんだけど、そうなると前の大きい奴がデン!と置いてあると、圧迫感みたいなのがあるじゃん? だもんで、コンパクトな奴にした」

私「うん、それはそれで仕方ないとは思う。でも埃をかぶってなかった......?」

弟「まあねー、でもウチって共働きだし、〇子(奥さん)は正社員だからさ。男の子三人いたら、とてもじゃないけど掃除とか行き届かないとこ出てくるって。僕もけっこう家事とか手伝ってはいるけど、夫婦揃っていつもクタクタなんだわ。子どもが全員一人立ちしたら、まあそれなりにやると思うよ」

聞けば「なるほど」とうなずくしかありませんでした。

昔とは時代が違います。

共働きが当たり前で、家事の分担も当たり前。

お葬式もだんだんコンパクトになる傾向だし、お墓の管理が難しくなってお墓じまいをする方も増えました。

時代の流れとともに、いろんな風習が変わっていくものですね。

思えばうちの母が朝な夕なに仏壇を拝んでいたのは、私の上に、生後間もなく亡くなった姉がいたからというのも大きかった気がします。

そうした思い入れがある方々は、これからもお仏壇を拝むのが心のよりどころになるでしょうし、これからも人それぞれに祀り方は変化していくのでしょう。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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くるぴた

モラハラ変人夫との「追いはぎに遭ったような」結婚生活を終わらせた『くるぴた』です。現在は病院で清掃のパート等をして、生計を立てています。親も子もないアラ還の独り暮らしは寂しいけれど、離婚によって多くのストレスから解放されたので、後悔はありません。ブログ『人生リセットできるかな?』の管理人です。

くるぴたさんのブログ:人生リセットできるかな?

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