「上司を選ぶのは、現実的には難しいです。退職や強引な異動という手段を取らない限り、あらゆる理不尽に耐えなければいけません。私が経験した最悪なエピソードを紹介します」

■転職してきて私の上司になったZさん。最悪な人物がなぜ管理者に!?
以前働いていた職場の上司Zさん(50代半ば)の話です。
Zさんは入社して間もなく管理職に就き、私(当時41歳)の上司となりました。
そこまではよくある話だと思いますが、この人、天才的なイライラ製造機だったのです。
1つ目は食事中のイライラ。
当時(2021年)はコロナ禍真っ最中で、会社の食堂は閉鎖されていたため、私は自席で昼食をとっていました。
Zさんは私の隣の席なのですが、彼は口を開けて咀嚼する「クチャラー」でした。
席の間にはアクリル板が設置されていましたが、近距離からクチャクチャと咀嚼する音が響いてきます。
しかも口からはポロポロとご飯粒が...さすがに毎日は耐えられず、私は誰も使っていない暗く狭い、そして寒い会議室で食事をとるようになりました。
2つ目は自慢話です。
チーム内の会議は意見を出し合う場のはずですが、Zさんの独壇場でした。
Zさんの話はとにかく長い! 話の中に必ず出てくるのが、某有名大学に通うお子さんの話でした。
最初こそ「すごいですね! さすがZさんのお子さんです~」と太鼓持ちに励みましたが、毎回話されるとうんざり。
いつしか「はいはい」という空気になり、癒し系と評判だった新入社員の子でさえ、苦笑いするのが精いっぱいでした。
そして、3つ目が会社の悪口でした。
「セキュリティがなってない」「時代遅れ」「役員がバカ」「社長がおじいちゃんすぎる」など言いたい放題。
「だったら入社しないでよ」と、部署のみんなが思っていました。
外に聞こえていないか心配になり、会議中にそっと窓を閉めたこともあります。
そのくせ、当の社長の前ではペコペコする典型的な二面性のあるタイプ。
会議の発言を録音して、社長に聞かせてやりたいと何度思ったか。
それにしてもこの上司、ここまで好き勝手に振る舞って、会社の不満ばかり口にするのは理由がありました。
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