「最悪な人物ですが、どうして上司になれたのか。それは大手から天下ってきた人間だからです。自分の会社に誇りがないのもそのためでした...」

■天下りの人間は特別? こんな人物が上司になれる理由
性格は最悪で、愚痴ばかり口にする上司。
どうしてこんな人物が上司になれるのか。
なぜなら、彼は「天下り」の人間だからです。
Zさんの前職は金融系で、私が働いていた会社に50代半ばで入社してきました。
Zさんの前の職場はそこそこ名の知れた会社だったためか、天下り先が中堅企業であることが気に入らないのです。
本人曰く、「前職では部下が数百人いた」そうですが、そんな話は誰1人として信じていません。
愚痴の聞き役だった男性社員が病欠したときのことです。
いつも愚痴ばかり聞いていたから体調でも崩したのかな...と思っていると、忙しいさなかに欠席したことが許せなかったのか、Zさんが暴言を言い始めました。
「熱が出たくらいで休むなよ、仕事終わってねーくせに。体調悪くても無理して出勤するのが会社員の常識だろ」
いくらなんでも酷すぎますし、時代錯誤すぎる!
何か言ってやりたいと思っていたら、普段はのほほんとしている同僚(男性40代半ば)がサラッとこう言いました。
「Zさんの愚痴を聞く時間を仕事に充てられれば、彼ももっと仕事が進むんですがね」
そう言われて、黙り込んでしまったZさん。
私は、その同僚のことは特になんとも思っていませんでしたが、この一言で大好きになってしまいました。
その後、Zさんのことだけでなくさまざまな事情もあり、私は会社を退職しました。
新しい職場も決まり、平穏な日々を過ごせるかと思いきや、仲良しの元同僚(女性40代前半)から毎日のようにZさんの行動がメールで送られてきます。
せっかく辞めたのになぁ...と思いながら、引き続きZさんのせいでモヤモヤする日々を過ごしています。
Zさんの呪いからは、しばらく逃れられそうもありません。
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。