「娘はいくつになっても一番大事なの」母の無償の愛に涙。ある日、手渡された通帳には...<前編>

「苦労して私を育ててくれた母。結婚しても、母にとって、いつまでも娘なのでしょう。いつも私を心配してくれます。そんな母に少しでも恩返しがしたいと思っています」

「娘はいくつになっても一番大事なの」母の無償の愛に涙。ある日、手渡された通帳には...<前編> 27.jpg

■今でも母の作る料理は私の好物ばかり

私の母は今年で72歳。住宅ローンが残っていることと、年金やこれまでの蓄えだけでは今後が心配だからと、今でも現役で働いています。

働くことが好きということもあるのでが、1日7時間労働×週5日で勤務し、72歳とは思えないほどです。

反対に母の10歳年上の82歳の父はというと、60歳の定年を機に全く働かず、家でだらだらとした生活をしています。

父ができる家事といえば、母がいないときにインスタント麺が食べれるようにお湯を沸かすことだけ。

煙草をふかしながらテレビを観て、お酒を飲んで......。

自分のことすら一切やらない父の面倒も見なければならないので、母の身体がとても心配です。

私も母の助けになろうと、頻繁に実家に行って家事の手伝いをしたり、母の愚痴を聞いたり。

スマホも使いこなす母に、孫の写真や日々の成長を見てもらったりして気分転換になればと私なりに親孝行をしているつもりなのですが、母にとってはいくつになっても私は娘で、孫のことよりもまずは私の心配をしてくれます。

実家に行けば、たくさんのお料理で食卓がいっぱい。

孫たちの好きなものもありますが、娘の私の好きなメニューもたくさん。

片づけこそ私がやるものの、その間に孫たちをお風呂に入れてくれたり、お布団を敷いてくれたり、休むことなく動いています。

「毎日、○○ちゃん(私の名前)は仕事をしながら、3人の子育て、家事もあって、頑張ってるから、実家にいるときくらいはゆっくりしなさいね」

高齢になっているのに、いつまでも子どもの世話をめんどくさがらずしてくれる母。

こんな言葉をかけてくれるだけでも嬉しいのに、私が少しでも休息できるようにしてくれるのです。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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