「60代の男性です。スマホは便利な道具ですが、なにか不調が出たときには困ります。そんなときに頼りになるのが携帯ショップですが、中には困ったお客もいるようです」

■相談に訪れた携帯ショップ。そこで遭遇した男性にドン引き
今年、2024年の1月のこと。私は携帯ショップにいました。
「けっこう混んでるなあ...まったく新年早々ついてない」
しばらく前からスマホの挙動がおかしく、その日は相談に出向いたのでした。
混み合った店内にちょっと後悔しながらも、30分ほど待つとカウンターに案内されました。
このとき、同時に隣の席に案内されたのは私とほぼ同年代(60代)と思しき男性でした。
「すみません。どうもしばらく前から急に画面が暗くなったりして...」と状況を話すと、私の担当の方は少しスマホを点検すると言って、店の奥に行きました。
手持ち無沙汰になった私は、聞くともなしに隣の席の会話を聞いていました。
「だからさ、〇〇ってアプリが立ち上がらなくなっちゃったんだよ」
「なるほど、ただアプリのサポートはアプリの開発会社の対応となるので、当方では対応いたしかねます」
対応している20代の女性は申し訳なさそうに頭を下げていました。
「はあ? いやスマホの話なんだよ、なんとかしてよ。困ってんだからさ」
しつこい男性に相手も困っていましたが...。
「では機器の状態を調べてみますので、お待ち下さい」
できる範囲のことはしてみようと思ったらしく、男性のスマホを手に取りました。
「おい、人の携帯の中を勝手に見るなよ」
思いがけない言葉が男性の口から発せられました。
男性の携帯を手に奥の作業スペースに行こうとしていた女性は、呆気にとられた様子です。
「しかし、機材で確認しないと...」
女性がつぶやくように言うと、男性は席を立ち、担当者の方に詰め寄り「だったら俺の目の前でやってくれ」と言い放ったのです。
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