「鍋にドバッと...しませんよね!?」会社の忘年会で気づいた我が家のおかしな鍋ルール<前編>

「48歳の女性です。我が家では普通だったことが、実はその家庭だけの特別なルールだったと気づいたことはありませんか? 我が家の場合、それは『鍋』でした」

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■鍋に取り皿のポン酢を入れて作る我が家の雑炊

私は子どもの頃から鍋が大好きです。

我が家では冬になると、週1回は鶏肉や魚を使った鍋を囲むのが習慣でした。

両親ともに家業が忙しく、別々に夕食を済ませることも多かったのですが、鍋の日は家族全員で食事をするので、子ども心ながらにとてもうれしい日でした。

さて、鍋のシメといえば雑炊です。

たっぷりの出汁を含んだ雑炊は鍋の具が鶏肉でも魚でもおいしく、お腹いっぱいでもたくさん食べることができました。

冬の鍋は私にとって幸せの象徴といったものでした。

我が家では、雑炊を作る際、取り皿の中にあるポン酢を入れて味付けをします。

自分の取り皿で使っていた「使用済み」のポン酢です。

これがまた美味しくて、私にとって大好きな食べ方でした。

さて、私も大人になって就職し、会社の忘年会で鍋を囲む機会がありました。

鍋も美味しいけれど私の楽しみはシメの雑炊...。

ですが、ここでようやく私は我が家の鍋のおかしさに気づくことになるのです。

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