「離婚した娘が2人の孫を連れ戻ってきました。そこで、フルタイムで働き始めた娘に代わり、私が育児と家事を引き受けることに。幼い孫たちの世話はとにかく大変で、ついイライラしてしてしまい、叱ってしまうこともあるんです」
■40代後半で「おばあちゃん」になった私
離婚した娘が2人の孫を連れて戻ってきました。
娘は1年ほど家事&育児中心の生活を送っていましたが、離婚の傷がいくらか癒えたこと、生活のため、そして将来の事などを考え、フルタイムで仕事に出ることになりました。
...となると、それまで娘がやっていたことを誰かがやらねばなりません。
そこで白羽の矢が当たったのが私。
家事と育児を一手に引き受けることとなりました。
40代後半で「おばあちゃん」となり、下手に若いため仕事を辞める決心がつかず、それまでフルタイムで働いていた私。
仕事を減らしほどほどにして、自由な時間がたくさんあって、お孫ちゃんと毎日遊んで暮らせる...。
そんな、楽しいことばかりを思い描いていました。
しかし、実際にはそんな甘い話ではなかったのです。
幼い孫たちの世話はとにかく「超ハード」。
一緒に遊ぶ、お風呂に入るはもちろん、ご飯を食べるだけでも体力と気力を要します。
しかも娘も夫も仕事が終わるのが遅く、夕飯に間に合わないこともしばしば。
私1人が頑張るしかありません。
しかも毎日です。
まさに疲労困憊の生活で「こりゃ、仕事の方が全然楽だな」と思えるほどでした。
自分でも驚くほどイライラが募り、「食べるのが遅い」とか「テレビやゲームの時間が長い」など、孫を叱る回数が増え、そしてそんな自分に嫌気がさして落ち込む...。
いつしかそんな日々になっていました。
でも、そんなある日、忘れられない出来事が起こったのです...。
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