読んだ瞬間、涙が止まらなくなった。孫をきつい口調で叱ってしまった後、受け取った「手紙」<後編>

「2人の孫を連れ、離婚後、戻ってきた娘のために育児と家事を担うことになった私。幼い孫との生活は超ハードで、ついつい叱ってしまうこともあるんです。ただ、優しいおばあちゃんでいたいだけなのに、どうしてこうなっちゃうんでしょう」

読んだ瞬間、涙が止まらなくなった。孫をきつい口調で叱ってしまった後、受け取った「手紙」<後編> pixta_51055442_S.jpg

■幼い孫たちの「ゴメンナサイ」に涙が...

それは、いつも通り夕飯を終えた時のことでした。

「ばあちゃん、遊ぼ♪」と2人の孫が誘ってきました。

でも、食事の後片付けをしなければいけない時間。遊ぶのは無理なのです。

毎日そう説明しているのに「遊ぼう遊ぼう」と言い続ける孫たち。

「この時間は無理なの! 遊べないの!」

私は苛立ち、キツイ口調で言ってしまいました

当然のように、とっても悲しそうな顔になった2人のお孫ちゃん。

うつむいて自分たちの部屋に入っていってしまいました。

「なんでこうなるのだろう...。私は、ただただ優しいばあばでいたいだけなのに」

2人の姿を見て、私は涙が止まらなくなってしまいました。

でも、しばらくして、お孫ちゃん2人が戻ってきてくれたのです。

そして...私にお手紙を渡してくれました。

そこには幼い文字で、こう書かれていました。

「ばあばだいすき。ゴメンね、いつもありがとう」

きっと...幼い2人が一生懸命に考えた「ゴメンナサイ」の方法だったのでしょう。

その手紙を見て、涙がどっどあふれてしまった私。

「ばあばこそゴメンね」というのが精一杯でした。

そんな私を「ばあばが大好き」と言いながら、孫はふたりでギュッと抱きしめてくれました。

「ああ、私はすこし頑張りすぎていたのかもな」

この出来事でそう気づいた私。

まだまだ先は長いのですから、少し肩の力を抜いてやっていこう――。

そう思わせてもらった出来事でした。

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