「コンビニのレジで遭遇した出来事です。小銭が見つからずに困っていた老婦人。後ろには会計待ちの人がずらり。待たされるストレスからか、列に並ぶ若者が老婦人に声をかけたのですが...」
■コンビニのレジで遭遇したちょっとしたトラブル
2022年6月初め頃、とある休日の出来事です。
ブラブラと街に出かけていたのですが、なかなかに暑い日でした。
「梅雨っぽいかと思えば一気に暑くなって、変な年だな、まったく」
そうぼやいてコンビニに入りました。
外で飲み物を買うことは少ないのですが、この日は我慢ができず、目についたコンビニに飛び込んだのです。
「うわ、結構並んでるな」
人間、同じようなことを考えるものです。
レジには数人の行列ができていて、その手には清涼飲料水だけという人がほとんどでした。
コンビニも人手不足なのか、2台あるレジのうち稼働しているのは1台だけ。
レジの先頭にいたのは、70代と思われる御婦人でした。
やはり水分補給と思われたのでしょう。
麦茶を1本レジ台に置いて、財布の小銭を探っていました。
「すみませんねえ...100円玉があったはずなんだけど...」
少し目が悪いのか、財布を覗き込んでいます。
すると...
「ねえ! 缶コーヒーだけで待たされてるんだよ? 勘弁してよ!」
少々癖のありそうな若者(20代後半)が言い出しました。
「...え、あ、ほんと...申し訳ありません...」
御婦人はその声に焦っていましたが、小銭はなかなか見つかりません。
「今どき小銭? ねえ、キャッシュレス優先にしてくれない?」
若者はその御婦人の様子にいら立った様子で、手に持ったスマホを振りかざしながら言いました。
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