「押入れで寝て」って、本気⁉︎良心で介護を手伝う私を女中扱いする叔母にうんざり

「40代の女性です。物価高、光熱費の値上げなどで節約を考える方も多いと思います。でも過度の節約は、心が荒んでいく気がします...」

「押入れで寝て」って、本気⁉︎良心で介護を手伝う私を女中扱いする叔母にうんざり 13.jpg

■入院していた叔父が退院して自宅で過ごすための手伝いへ

遠方で暮らす夫(54歳)の叔父(89歳)は、叔母(82歳)と2人で暮らしています。

叔父、叔母2人とも先天的な身体障がいがあり、子どもはおらず、私の夫を幼少の頃からずっと自分の息子のように可愛がってくれています。

2024年の2月、叔父が腰椎など3箇所も骨折し、入院しました。

幸い骨折が軽度だったので3月には退院できることになりましたが、入院した病院は叔父に「今後はベッドの上でしか生活できない」と、施設入所を勧めたそうです。

障がいがある叔母に、自分の世話で負担をかけたくない、でもできれば一度は自宅に帰りたいと葛藤する叔父。

一方、叔母も行政や福祉サービスに疎く「面倒を見たいけれど、どうしたらいいか分からない。助けて」と、夫に泣きながら連日電話をかけてきました。

結局、私が以前親族の在宅介護に携わった経験もあり、仕事も調整ができたため、私1人で叔父宅に2週間ほど行くことになりました。

退院した叔父が自宅で生活するには、すべてにおいて介助が必要でした。

訪問看護、訪問リハビリ、訪問ヘルパー、訪問入浴、訪問往診、介護用品レンタルなどの契約を事前に調べておいた私。

叔父の担当のケアマネさんと打ち合わせしながら、叔母と一緒にそれぞれ契約に立ち会いました。

ただ、介護保険を利用しても、介護保険の枠から出た部分は当然10割の実費負担になります。

なんとか費用を抑えた契約をしても、毎月3万〜5万円ほどは支払いが発生すると判明しました。

■叔母の私への節約っぷりがひどすぎた!

今回の滞在中、叔母は私に「甥っ子のお嫁さんなのに、遠くからきてくれてありがとうね」とお寿司をとるなど、叔父の退院前は何かとご馳走してくれていました。

ところが、この「毎月、数万円かかる」と判明したとたん、一気に節約スイッチが入ったようで、遠方から仕事を休んできた私に対しての態度が一変したのです。

叔母は東京大空襲で親を亡くし、親戚の家をたらい回しにされたと聞いています。

とても苦労したためか、もともと倹約志向が非常に強いのです。

その叔母の倹約はすごいものでした。

「昼間はもちろん、夜に起きてもトイレは電気を点けないで」

「〇〇ちゃん(私)が布団で寝たら、あとでシーツを洗うと洗濯の水がもったいない。押入れで寝て」

これには仰天しました。

さらに「私はいつの時代の女中さんなの?」と、ツッコミを入れたくなるようなご飯を食べさせようとするのです。

「晩ご飯は叔父ちゃんの残りでいいね」と、叔父が食べ残した白米を一口、お味噌汁少し(具なし)、買ったコロッケ1個の6分の1というものでした。

これでも、まだマシなほうでして...。

「叔父ちゃんに毎月お金がいる! それに、いつ施設に入ることになるかも分からない!」と、施設費用のことも心配で、叔母のお金への不安は募るばかり。

私は完全にヘルパー兼女中扱い。

介護の疲労、栄養不足、ストレスから口内炎ができてしまい、我が家にヘロヘロで戻って、体調回復にかなり時間がかかりました。

私の話を聞いて、夫は今後の叔父叔母との付き合い方に悩んでいます。

私は「もう二度と押入れで寝るなんて絶対に嫌!」と思っています。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

この記事に関連する「みなさんの体験記」のキーワード

PAGE TOP