「40代の女性です。その日は帰宅するつもりじゃなかったのに、なんとなくお昼に帰ってみたら...。まさに危機一髪! 虫の知らせってあるんですね...」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■なんとなく玄関の戸締りが気になったある日
10年程前、ある出来事を経験しました。
それをきっかけに始まった私(現在46歳)の習慣の話です。
当時、私はフルタイムで勤務していた会社から徒歩5分程のアパートに、夫(現在48歳)と2人で住んでいました。
勤務先の就業開始時刻は少しゆっくりだったため、普段は夫が私よりも先に出勤します。
必然的に、出かける前の玄関の戸締りは私が行っていました。
また、私の勤務先が家から近いこともあり、お昼休憩の際には一旦帰宅して、家で昼食をとることもしばしばありました。
ある日、珍しく私の出勤時間がいつもより早く、夫よりも先に家を出ることがありました。
その日はたまたま仕事が忙しかったこともあり、仕事先で昼食を済ませようと考えていましたが、なんとなく家のことが気になり始め、お昼休憩に帰宅することにしました。
以前、夫が玄関の戸締りを忘れたことを、なぜかふと思い出したのです。
家の前に到着した私は、ちゃんと玄関の戸締りがされていることを確認し、ホッとしながら家の中に入ったのですが...。
■間一髪! 中から白い煙が...
なんと! 誰もいないはずの家の中で、やかんが沸かしっぱなしだったのです!
湯気と共に少し白い煙のようなものが玄関にまで広がり始めたところでした。
私はパニックになりながら、慌ててガスコンロの火を止め、間一髪でなんとか事なきを得ました。
最初はやかんいっぱいに入っていたであろうお水は、数時間沸かし続けられ、空焚きになるまで残りあとわずかでした。
あとから夫に事情を聞くと、お茶を作ろうとやかんに火をかけていたことをすっかり忘れ、そのまま出かけてしまったようです。
普段しないようなことをしたときに限ってなにか起こるものです。
もし、私が一旦帰宅していなければどうなっていたのだろうと思うと、とても恐ろしいです。
火事にでもなっていたら、自分たちだけでなく同じアパートの人たちにまで被害や迷惑がかかってしまったことでしょう。
夫が帰宅後、私にこっぴどく説教されたのは言うまでもありません。
そのときなんとなく玄関の戸締りのことが気になったのは、虫の知らせだったのでは...といまとなっては思います。
それ以来、私は外出や就寝の際には家中の窓や玄関の戸締り確認、火元確認を2度3度とチェックするのが習慣となりました。
家族からは強迫観念的と言われることもしばしばありますが、やり始めたら逆に気になるようになり、やめられなくなっています。
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