お見合い結婚した妻の「夜のクセ」。素はこうなのか...という気持ちとそれに期待する自分

「60代の男性です。無くて七癖、なんて言いますが、うちの妻にもちょっと人には言えないようなクセがあります。それは、なかなかに興味深い夜の習癖なのです」

アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?

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■主張が強すぎ...妻の寝ている間のクセ

妻(59歳)とは知り合いの方を通じての見合い結婚でした。

出会った時点でお互いいい年だったこともあり、交際期間半年ほどで結婚を決めてゴールインしました。

したがって、あまり彼女のことを知らずに結婚してしまった感はあり、特に夜の生活などは未知数のまま、結婚生活がスタートしました。

結婚して数カ月、1994年頃のことです。

そろそろお互いに慣れてきて、良くも悪くも素の部分が見えてきた頃でした。

夜、2人で寝ていると突然、「はい、分かりましたぁ!」という声が聞こえて、私は飛び起きました。

声の主は妻しか考えられませんが、見ると妻は布団に潜って寝ています。

そっと近づいてみると、普通に寝息を立てて熟睡しているようです。

寝言かな、それにしてもずいぶんとはっきりした声で...と思って寝直そうとすると、「いま、やってます!」とまた大声が響きました。

仕事をしている夢を見ているようでした。

当時はまだ新婚だったので、仕事で疲れているのかな、大変だなあ、と温かな目で見ることにして、そっとしておきました。

その夜は、もう何事もなかったように眠り、朝には普通に起きてきたので、まあそういうこともあるよな、と受け流しました。

■バラエティ豊かな寝言を聞くのが楽しみになってきて...

しかし、ただの奇声のようなものも含めると、週に何度も寝言を言うため、徐々に気になってきました。

結婚して10年が過ぎた頃には「あ、ダメェ...」と、なんとも切なげな寝言が聞こえてきました。

その後もあまりに真に迫った感じの喘ぎ声が続き、もしやと思い寝顔を覗いてみたところ...よだれを垂らして爆睡中でした。

最近のヒット寝言(?)は、2023年の年末のことでした。

「このゴリラ野郎!」

いままでにないぐらいはっきりと、こう叫んだのです。

なんとも意味深な言葉で、ワクワクしながら続きを聞いていました。

「ふざけんじゃねえよ!」

「無理だっつうの!」

乱暴な物言いが続き、なにかクレームでも受けているのかと想像して楽しみました。

翌朝、寝言のことを伝えると、妻の反応は意外なものでした。

「え? 嘘だぁ、そんなこと言うはずないよ。私の対応はソフトって言われてるからねえ」

あたかも「私がそんなこと言うわけないじゃない」と鼻で笑うような反応。

「いやいや、寝ているからこそ本音が出てるんじゃないの?」

「夢でも見てたのかなあ? なんも覚えてないわあ」

突っ込んでみても、まるで他人事のようでした。

実際、どんなにはっきりした寝言の翌朝でも、夢の内容などはまったく覚えていないようです。

そういう意味でも、こうした寝言は彼女なりに心に溜まったものを吐き出す習癖なのかもしれません。

とすると、そこには彼女の本音があるのかもしれず、「殺してやる!」とでも言われたらどうしようかと、怖いもの見たさの興味を感じて、今夜も彼女の寝言を期待しているのです。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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