悲しみを乗り越えて遺品整理を始めた知人...それを邪魔する「噂好きおばさん」が許せない!

「40代の女性です。ゴミ出しは、集合住宅や近所の目が気になる場合がありますよね?  近所に噂好きのおしゃべりさんがいると粗大ゴミも出せません...」

アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?

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■ありがたい...弱気になっていた私を励ましてくれたDさん

私(43歳)は夫(54歳)と中学生の息子と、3人で賃貸マンションに住んでいます。

同じマンションに住むDさん(60代前半、女性)は、夫婦で共働きでした。

我が家も共働きですが、10数年前に息子を出産した後は育休、産休で1年ほど仕事を休んでいました。

息子は重度のアトピー性皮膚炎、また早産のため低出生体重でした。

息子が生まれてまもない頃、近所や電車で人と会うたびに、「こんなに小さいのに顔がただれてかわいそう」「私、いい水を知っているわよ」などと言われました。

当時、私は息子に対して「丈夫に産んであげられなくて、ごめんね」という気持ちでした。

そんなマイナスな気持ちに苛まれていた私を、いつも明るく元気づけてくれたのがDさんでした。

「お子さん、アトピーなんだね。うちの息子はもう社会人だけど、昔はすごくアトピーがひどかったんだよ。入院したこともあるの」

「成長するにつれて治ったんだけどね。でも、お母さんは自分を責めてしまうよね」

安っぽい同情ではなく、私に共感し、寄り添ってくれる言葉がとてもありがたかったです。

そして「お母さんも元気にならないと! 食べ物のアレルギーはある?」と聞いて、買い物帰りだったDさんはお菓子をくれました。

それ以来、子育ての悩みなどを聞いてもらうようになりました。

私が復職してからも「仕事も家事育児もしてるんだから、どこかで手を抜くんだよ」と、よく気遣ってくれました。

■Dさんの死。遺品整理をする旦那さんに心無い言葉が...

3年前の2021年初夏のことです。

Dさんは驚くほど細くなっていました。

私が「大丈夫ですか?」と聞くと、Dさんは明るく「夏バテかね~。今年は全然食欲がなくてね。まあダイエットと思えばいいわよ!」と明るく返事をくれました。

しかし、それからわずか2カ月後、Dさんの旦那さんにお会いしたら、生気がなくげっそりされていました。

そして、私にこう言ったのです。

「実はね...かみさん、亡くなったんだよ。あなたと話した日の夜中に倒れて、そのまま入院したんだ。検査したら、もう手の施しようがなかったんだ」

「あなたのことは入院してからも気にしてたよ。亡くなったことは町内会にも言ってないんだ。いまはコロナだなんだと誤解されやすい時期だからね」

私は、驚きと悲しみのあまり頭が真っ白になりました。

もっとお礼を言いたかった...優しいDさんの顔が頭から離れませんでした。

それから月日が経ち、2024年の初めのことです。

旦那さんに会ったとき「やっと女房のものを整理する決心がついたよ」と、遺品整理をはじめたと教えてくれました。

3年が経ち、やっと遺品整理を始めることができた旦那さんを、私は励ますことしかできませんでした。

そして旦那さんは、Dさんの鏡台やタンスなどを「粗大ごみ」として回収日に出したのでしょう。

ある日、近所の「情報網」と言われるYさんが私に声をかけてきました。

「ねえ、あの鏡台ってあなたのじゃないわよね? マンションの人? 誰か引っ越すの?」

質問攻めにされた私は「さあ...知りません」と流したのですが、なんとYさん、尾ひれ背びれをこれでもかとつけて、根も葉もない噂を流したのです。

「あのマンション、△△さん(同じマンションのまったく無関係な住人)が離婚、引っ越されたそうよ」

そんなことを近所で吹聴しているそうです。

そんな調子なので、我が家で出したい粗大ごみも「勝手な話を作られるんだろうな...Yさん、他人の話は大好物だものね...」と断捨離もできません。

Dさんの旦那さんも「Yさんにあれこれ言われるから、遺品整理の粗大ごみがなかなか出せないよ」と嘆いていました。

Yさんのように噂好きな人って、察するとか気遣うとかできないんでしょうか...旦那さんの気持ちを思うとイライラし、頭が痛いです。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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