「40代の男性です。メタボの同僚がダイエット目的でマラソンに挑戦。なんとフルマラソン完走を達成しました! でも、いつの間にか目的が変わっていき...」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■メタボの同僚がダイエット目的でマラソンに挑戦!
同僚のMさん(49歳)の話です。
Mさんは私(49歳)と同期入社。
入社した頃のMさんは、特に痩せても太ってもいない中肉中背の体型でした。
Mさんが配属されたのは営業課。
明るい性格のMさんは、接待なども嫌がらずにどんどんこなしていったので、社内と社外どちらからも評価が高く、40歳になる頃には課長職になっていました。
しかし、接待の回数が多くて食生活が不規則になり、課長職になった頃にはすっかりメタボ体型に。
Mさんから聞いたところ、体重は100kgを超えてしまっているとのことで、医者からも「いまは特に悪いところはありませんが、この食生活を続けていると必ず体を壊しますよ」と警告されてしまったそうです。
さすがにMさんもまずいと思ったのか、5年ほど前のある日、「俺、ダイエットのためにマラソン大会に出場するから」と突然の宣言!
周りは「無理だからやめろ!」とか「大丈夫?」とか心配していましたが、本人は意に介さずエントリーしてしまいました。
エントリーしてから大会までの半年間、Mさんは毎日10km以上のランニングを日課とするなどトレーニングに励みました。
学生時代に運動経験はなかったそうですが、「別に苦しくないよ。やってみると案外楽しいんだよ」と黙々とトレーニングを続けました。
その大会は42.195㎞を走るフルマラソンです。
大丈夫かなと心配していましたが、何と4時間を切る好タイムで完走したのです!
まさか半年で完走するまでになるとは...驚きました。
■フルマラソン完走したのに肝心のメタボ体型は...!?
毎日、黙々とトレーニングを続けて、フルマラソンを完走するまでになったMさん。
素直に脱帽なのですが、1つ気になる点がありました。
毎日10km以上のランニングを継続しているにもかかわらず、100kg以上の体重をキープしているのです。
不思議に思って事情を聞いて見ると「いやー、運動すると食事が美味しくて、いままで以上に食べてしまうんだよねー」と。
「それじゃ意味ないのでは?」と私が言うと、「まあ、これ以上太らなければいいんだよ」とまったく気にしていません。
当初はダイエット目的のマラソン挑戦でしたが、ランニングで多くのカロリーを消費して、食べたい物をたくさん食べる...いつの間にか目的がすり替わっていたようでした。
営業での接待も継続していますが、健康診断で悪いところは発見されていないようです。
いまでは全国各地のマラソン大会に出場して、社内でも有名人になったMさん。
マラソンを完走した後は各地の名物をお腹いっぱい食べて、心から喜んでいる様子。
体重も体型も変わらないままですが、走っているから前よりは健康になったはず...ですよね?
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