「40代の女性です。良い人だと思っていたご近所さん、実はとんでもなく嫉妬深い人でした。身に覚えのない疑惑をかけられ、疲労困ぱいしたエピソードです」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■楽しい会食の裏では愛憎が渦巻いていた?
2022年、近隣地域の役員をしていたとき、私がトホホなご夫婦に巻き込まれてしまった話です。
このご夫婦の夫のBさん(40代半ば)は私と同じ会計係でした。
年度末に役員の引継ぎ会があり、そのあと会食を行うことになったのですが、会食にはBさんの妻のAさん(40代半ば)も参加していました。
Aさんはとても気さくな人で、私とは女性同士で年代も近いということで、会えば世間話をする仲でした。
それまでコロナでいろいろな活動が制限されていたこともあり、会食の参加者はおおいに羽を伸ばし、宴はとても盛り上がりました。
さて、事件が起こったのはその会食の翌日です。
早朝に玄関のチャイムが鳴り「こんな早い時間に誰だろう?」と思いながらドアを開けると、そこにはAさんがいました。
「あ、おはようございます。昨日はおつかれさまでした...」
あいさつする私の言葉をかき消すようにAさんが言った言葉が衝撃的でした。
「ももこさん(私)! あなたウチの夫に色目を使ったでしょ!?」
大変ご立腹な様子のAさん。
寝起きで、彼女の言葉の意味を理解するのに時間がかかった私。
「えーっと...どういうことですか?」
「昨日の会食のとき、ずっとニコニコしてウチの夫のことを見てたじゃない!」
え、そうだっけ? たしかに楽しくお酒を飲みましたが、Bさんにずっと目を向けていた記憶なんてこれっぽっちもありません。
それに、控えめに言ってもBさんは私のタイプではありません。
戸惑っていると、Aさんは私の態度に何を感じたのか「ご主人を呼んできて!」と言い出しました。
仕方がなく私の夫(44歳)も参加したのですが「私の妻はそんなことしませんよ」と言ってくれた言葉が唯一の救いでした。
■夫を愛するあまり妻の嫉妬心が爆発?
ああ言えばこう言う...いくら話しても、Aさんの私への疑いは大きくなるばかりでした。
私は自身の疑惑を晴らすため、会食に参加していた他の人たちにヒアリングを行いました。
すると、ある事実が発覚しました。
どうやらAさんは、Bさんが少しでも女性と話をしていると、そのたびに腹を立てては相手の女性を責め立てるそうなのです。
つまり、こんな事態が起きた原因はAさんの「嫉妬心」です。
「こんな茶番に朝っぱらから付き合わされたのか...」
私はどっと疲れました。
裏を返せば、Bさんはこんなにも妻から愛され、やきもちを妬かれるなんて、なんて幸せなことだろうと私は思ったのです。
なんだか夫婦の深い愛情が見えた気がして、不覚にも? ほっこりしてしまいました。
でも、やっぱり身に覚えのない罪で振り回されるのはご容赦願いたい!
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。