まるで暴君のような「有名人の息子」にイラッ...その後、彼の「秘密」を知ることに【みなさんの体験記】

「40代の女性です。知人から有名人が参加するパーティーに誘われて、ウキウキだった私。しかし当日、一緒に来た有名人の生意気なお子さんに、顎で使われるはめに...」

アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?

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■有名人参加のパーティーを楽しみにしていたけれど...

私(47歳)が20代前半頃に知り合ったTさん(当時30歳)。

Tさんの夫のWさん(当時30代)は職業柄、有名人と接する機会が多い方でした。

その中の1人とは特に仲が良く、家族ぐるみのお付き合いをしていたようです。

昔の話なので問題ないと思いますが、その有名人をAさん、その配偶者をBさん、その子どもをCくんとします。

ちなみにAさんは、特定の年代の方にはよく知られています。

あるとき、Tさんから私に「今度カラオケパーティーするから来ない? Aさん家族も来るよ」と連絡がありました。

参加者のほとんどは、Wさんの仕事関係者の方でしたが、私がいつも「Aさんを生で見てみたい」と言っていたので、気を利かせて誘ってくれたようでした。

私はありがたく、参加させてもらうことにしました。

パーティーはカラオケバーを貸し切って行われ、店の中央にはAさんご家族専用の席が設けられていました。

そして、Aさんご一家が登場!

テレビでも見る有名人の方がプライベートで、しかもご家族も一緒とあって、かなり興奮しました。

Aさんはカジュアルな装いでしたが、独特なオーラを発しており、私は圧倒されて近づくことすらできませんでした。

握手やサインなどをお願いできる雰囲気ではなく、他の方々もみなさん平身低頭。

パーティーは完全にAさんご家族中心の流れになりました。

有名な方だし、仕方がないよねと思っていましたが、これが大間違い。

Aさんの子どものCくんが信じられないくらい生意気でわがままだったのです。

「〇〇が飲みたい、食べたい」などとTさんに命令し、すっかり専属の召し使い状態に。

Tさんが忙しいと、私に「お前、〇〇やって」と命令してきました。

初対面の子どもに「お前」呼ばわりされた私は、開いた口がふさがりませんでした。

カラオケが始まると、Cくんは「歌いたい!」と言ってマイクを独占。

周囲の大人たちも、Aさんの子どもだからとはやし立てるので、暴君ぶりはますますエスカレート。

私はタンバリンを持たされ、アニソンを何曲も聞かされました。

本当なら我が子の暴走を止めるべきAさんとBさんはWさんらと歓談し、子どものことを他人に任せっきり。

Cくんも大人たちを顎でこき使うのに慣れているようでした。

■ようやく「子守り」から解放され...

正直まったく楽しめない雰囲気でしたが、終盤に差し掛かると、BさんとCくんが先に帰り、店内の空気は和らぎました。

静かになったため、Aさんたちの会話もチラチラと聞こえてきたのですが...。

Aさんは「子どものことで悩んでいる」とWさんたちに話していました。

我が子の育て方を間違えたことを自覚されているんだなと思ったのですが、そうではありませんでした。

どうやらCくん、学校でひどいイジメにあっていたようです。

当時、Aさんはあるトラブルを抱え、週刊誌などにも取り上げられていました。

パーティーでは暗黙の了解のように誰も触れていませんでしたが、お酒が入ったAさんは自ら「あれは、こうこうこういうことで」と、悔しそうに話していました。

私の記憶ですと、Aさんは被害者という印象でした。

しかしそのトラブルのせいで、Cくんは学校でからかわれたり、イジメられたりしていたそうです。

Cくんはいつも孤独で、家でも塞ぎ込み、ストレスが原因で吐くことも多かったのだとか。

それでも毎日、学校に通っていたそうです。

さきほどまで目の前にいたCくんにそのような心の悩みがあったとは、正直意外でした。

ひょっとすると、Cくんの大人たちへの横柄な態度は寂しさの裏返しで、かまってほしかっただけなのかも知れません。

その後、Aさん家族と関わることはありませんでしたが、Cくんは辛い状況を乗り越え、立派な大人になっていることを願うばかりです。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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