「40代の女性です。自宅から自動販売機が近いと便利ですが、いいことばかりでなく弊害もあるのですね。ちょっと運動になるくらいの距離にあるほうがいいのかもしれないな、と思った出来事です」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■自宅マンション前に自動販売機ができたら便利なのか?
1999年、私が社会人になったばかりの頃の出来事です。
当時住んでいたマンションの前には、小さな会社がありました。
ある日、その小さな会社に飲料の自動販売機が設置されました。
目の前に住んでいる私としては便利になったような気もしましたが、実際には全く違いました。
その会社は2階建てで、1階のシャッターを開けるとすぐに車庫となるスペースがありました。
自動販売機は、車を置かなくなった車庫の空きスペースに設置されました。
その会社、普段の業務は別のところでしているようで、2階建てのそのビルは車庫兼物置として使っているようでした。
自動販売機が設置される前は、1階のシャッターは降ろされていることが多かったのです。
しかし、自動販売機が設置されて以降、1階のシャッターは24時間、開放されるようになりました。
会社の人だけではなく、近所の人や通行人が、いつでも自動販売機を利用できるようにシャッターを開けていたようです。
すると、それまでは閑静な場所だったのですが、自動販売機が設置されてからというもの、人がたむろするようになってしまいました。
■自動販売機が近いと起こる弊害
ある晩、シャッターの内側にあたる車庫のスペースで、自動販売機で買ったものを飲みながら、花火をして騒いでいる人たちが現れました。
さらに後日、今度は夜中に、別の人たちが花火をしながら長時間居座っていました。
通報する人もいなかったため、一部の人には「あの場所は花火をしても怒られない場所」と、認識されてしまったようです。
騒いでいる声もうるさいし、ゴミも散らかしていくし、何よりそのような場所で花火をするのは危ないだろうと思い、私は110番しました。
お巡りさんに諭され、その人たちは程なくして帰りました。
翌日、私はその会社に電話し、花火をする人がいて危険なことなどを伝えました。
すると、電話に出た30代くらいの女性がこう言いました。
「ご迷惑をおかけしております。でも、シャッターを閉めることはしません。自動販売機は、わたくしどもの収入源でもありますので...」
自分の会社のビルで危ないことが起きているのに、収入を優先して考えるのはいかがなものでしょうか。
「同じことが起きたら、また警察を呼びます」
そう伝えてようやく、ことの重大さに気がついてくれたようです。
こうして夜間はシャッターを閉めてもらえることにはなりましたが、とんだ迷惑な出来事でした。
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