「40代女性です。友人の中に、世に言う『マウント女』がいます。ブランド好きなのも海外旅行へ行くのも、もちろん本人の自由です。でも、マウントをとることで人を傷つけてはいけません。彼女がそれを分かってくれる日は来るのでしょうか...」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■マウントをとりたがるトンデモな友人
友人のBさん(女性・42歳)は、美容関連のショップを経営しています。
売上はそこそこで、年収は一般的な社会人の平均より少し上、といったところでしょうか。
さらにBさんの夫(45歳)はエリートサラリーマンで、年収はかなり良いほうだと聞いています。
そのため、生活水準は比較的高めで、2人の子ども(10歳と7歳)の教育や衣服にもお金をかけている様子。
でも、これは収入が高ければ当然のことですし、そうする状況にも納得できます。
しかしこのBさん、少しやっかいな人物なのです。
例えば友人同士で集まる際、最新のブランドアイテムをまとい、自慢してきます。
さらに私を含む友人たちの頭の先からつま先までじっくり見て、品定めをするのです。
もちろん、一般的なサラリーマン家庭の我々は、毎回最新のブランド品など身に着けられるわけもなく、品定めをした後、Bさんは「ふん」と鼻で笑います。
またある日のこと。
我が家と同様、ごく普通のサラリーマン家庭である友人夫婦(40代半ば)に対し、Bさんがとんでもないことを言ったのです。
「えー! あなたの家の子どもたち(12、11、5歳の3人)、海外旅行に行ったことないの!? そんなことってある? かわいそ~!」
暴言を吐かれた友人夫婦のひきつった顔は、いまでも忘れられません...。
■脈々と受け継がれるマウント遺伝子
コロナ前、Bさんは子どもたちを連れてよく海外旅行に行っていました。
あるときにはわざわざ家にまで来て、私の子どもたち(当時小学生)の前で 「今度ハワイに行くの~」と、自慢だけして帰っていくこともありました。
大人の私だけならいいのですが、まだ小さかった子どもたちにはかわいそうな仕打ちでした。
「Bさんは天然マウント女である」
そう思って付き合ってきたのですが、数カ月前にBさんとその子どもたちと食事をしたときのことです。
私の子ども(15歳)が「夏休み、海に行くかも」と言いました。
コロナ禍も落ち着いて、久しぶりにホテルか温泉旅館でも予約してね〜、なんて話していたのですが...。
「海って、どうせ日本の海でしょ? そんなところに行ってなにが楽しいの!?」
あぁ、またまたいつものBさんのマウント発言...と思いきや、なんと言ったのはBさんの娘(10歳)だったのです。
私の知らないところで、順調に2世が育っていたのです。
おばちゃんはあなたのこれからが心配だよ、いらぬ懸念を抱いている今日この頃です。
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。