「40代の女性です。嫁と姑ってなぜうまくいかないのでしょう...。まぁ、もともとは他人だし仕方ないか! と開き直るまでの、私と姑の軌跡です」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■姑の困った行動の数々
ちょっぴり困った行動が多い姑(68歳)の話です。
姑は夫(44歳)が15歳の頃に2回目の離婚をし、シングルマザーとなりました。
日々のストレスがそうさせたのか、まだ小さかった息子(私の夫)に対して「アンタはいらない。生まなかったことにする」などの暴言を浴びせることもあったそうです。
それなのに、結婚が決まった際には、私の家族の前でさめざめと泣き「息子と離れたくない...お嫁に出すようで寂しい...」と言い、夫が一番困惑していました。
過去の暴言はなかったことになっているのでしょう。
また、私が長男(現在17歳)を出産したときにはこんなことがありました。
出産後のカンガルーケア(母親が赤ちゃんを胸に抱っこするケア)の時間は「分娩室に入室できるのは親族2名まで」という当時の病院の規則がありました。
夫と、前日からつきっきりで介抱してくれていた実母(当時50歳)がすでに入室していました。
しかし、規則を伝えていたのに、姑が香水をプンプンさせて入ってきて、大声で歓喜していました。
喜んでくれるのは嬉しいのですが規則を守らなかったこと、香水、大声など、産婦人科でしてはいけない事ばかり...初めての出産でヘトヘトだったのに、私が病院側からこっぴどく怒られました。
長女(現在15歳)を出産したときもひどいものでした。
その頃は空前のキラキラネームブーム。
キラキラネームは賛否両論で、私自身はそれ自体を批判するつもりはありません。
でも私は、自分の子どもには誰もが読めるようなシンプルな名前を付けたいと思っていたので、いわゆる普通の名前を付けました。
すると、流行りものが大好きな姑は大激怒!
「もっとキラキラで目立つ名前にしなさいよ!」
まるで漫画の主人公のような当て字の名前を提案されました。
もちろん丁重にお断りしましたが、またまた出産後に疲弊することに...。
姑が体調を壊した際、私がおかゆを作ったときにも難癖をつけられました。
最初に作ったおかゆは「水っぽくて食べた気がしない」と言われたので、次は少し固めに作ると、今度は「私は病人なのよ。こんな固いおかゆは食べられない」と言われ...。
結局、何度作り直してもお気に召すことはなく「水っぽい」「固い」の繰り返し。
最後まで正解にはたどり着けませんでした。
そんなこんなで姑と関わると大変疲弊するため、だんだんと距離を置くようにしていました。
お祝いごとなどがあれば顔を合わせますが、少しずつ会う頻度を減らし、姑からの長文メールも適当にこなし、うまくかわしていた...つもりでした。
■所詮は他人。つかず離れずが唯一の解決策
あるとき用事があり姑にメールをしたところ、送信エラーが返ってきました。
なんとアドレスが変更されていたのです。
私に変更の連絡がないのは故意でしょう。
適当にあしらっていたのが、おそらくバレていたのです。
しかし当の私は「ラッキー!」と、その後の連絡はすべて夫に任せています。
昔なら「どうしよう、怒らせちゃった」と焦っていたでしょうが、私も母となり年齢を重ね、強くなってしまいました。
しかし、私は自分の長男の将来のお嫁さんには絶対に嫌われたくないので、いまの気持ちを忘れずに生きようと、固く心に決めています。
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