「少しのお酒は体にいい」って本当? あえて飲まない「ソバーキュリアス」を実践してみた結果...

「『お酒は百薬の長』『ワインはポリフェノールたっぷり』という言葉を信じ、健康のためにお酒を飲んでいました。しかしお酒を完全にやめてみたら、ちょっといい変化が訪れたんです」

アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?

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■「ちょっとのお酒は体にいい」って聞いてたんですけど...

私は自称「健康おたく」の54歳です。

健康と聞くものはなんでも取り入れがちで「ちょっとお酒を飲む方が体にいい」という言葉を信じ、ほぼ毎日ビール350mlとワインを1杯ほどを健康のために飲んでいました。

しかし、遡ること3年ほど前の忘年会シーズン、とある忘年会で先輩Aさん(当時59歳)との会話が後に大きく自分の生活に変化をもたらしました。

「健康のために休肝日を週に2日も作っているんだよ。すごいだろ」

私はAさんが言った「健康のため」という言葉がかなり印象に残り、「そうか健康のためには休肝日なるものが必要なのだな」と思い、さっそく自分の飲酒生活に取り入れてみることにしました。

最初は休肝日を決めることができませんでした。

妻(当時50歳)が「唐揚げなのにビール飲まないの?」「美味しいチーズがあるのにワイン飲まないの?」など、よかれと思って言ってくることが多かったからです。

そこで、その日の料理によって、「今日は飲んじゃおっかな」「明日休肝日にしよ」などと言い訳をして、「この日が休肝日」とは決めずに過ごしていました。

美味しい料理には美味しいお酒、1日の終わりには冷えたビール、それが当たり前だった私の飲酒生活を変えていくのはなかなか大変だったのです。

ですが、やはり先輩の声を忘れることができず、このままでは休肝日が確保できないと思い、思い切って「平日は飲まず週末だけにする、どんな料理や飲み会の席でも!」と決めました。

■お酒を飲まないと体に変化が!

数週間、週末だけ飲酒するという生活をしていたある朝のことです。

「あれ? 昨日の夜は以前と同じくらいしか飲んでないのに、なんだか二日酔いっぽい?」
と思う日がありました。

ですがこれは二日酔いではなく、飲まない日が快調すぎるため、お酒を飲んだ翌日に違和感を感じてしまったのだと分かりました。

そこで、「お酒を完全にやめた方が健康にいいのでは?」と思い調べてみると、自分はお酒は完全に飲まない方が体にいいと判断しました。

これまでの生活は無駄だったのか...とショックを受けつつ、今度は週末も飲まないようにしてみたら、さらに調子が良くなることに気が付きました。

ちなみに、お酒を飲めるけれどあえて飲まない人を「ソバーキュリアス」というそうです。

以前は健康のためにお酒を飲んでいた私ですが、現在はお酒を辞め、ソバーキュリアスになってみました。

お酒を飲まない生活は思っていたよりも快適で、飲み会に参加しても車の運転代行やタクシーを気にすることもありませんし、普通に楽しいと思っていました。

ですが...、ちょっと気にかかることが2つありました。

1つ目は、お酒ってこんなに値段が高いんだね、ということ。

いままでは気にせずに参加していた飲み会にこんなに払っていたのか...と驚いてしまいます。

2つ目は飲み会の時間の長さ。

飲んでいると時間があっという間に過ぎていましたが、飲まずにいると飲み会がすごく長く感じるのに驚きました。

飲まなくなるだけで、こんなに感覚って違うものなんだなと驚きつつ、健康のためにお酒はもう飲まないと決めました。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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