「47歳の女性です。若い頃、集合住宅での暮らし方について、改めて考えさせられる出来事がありました。人間が生活している以上、ある程度の物音がするのは仕方がないと思います。無音で生活できる人なんていませんものね。でも、限度はあると思うんです...」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■静かだったはずの朝が一変したきっかけ
2002年、私が1人暮らしをしていたワンルームマンションの隣の部屋に、50代の女性が引っ越して来ました。
引っ越しの当日は複数の友人に手伝ってもらったようで、かなり賑やかだったのを覚えています。
引っ越しが終わってその人たちが帰る際にも、その女性は枯れた声を張り上げて挨拶をしていました。
「やれやれ...今日は賑やかだったなぁ」と、ホッとしたのも束の間。
翌日の朝には、隣のベランダから何やら作業をする音が響いてきました。
私は、物音で早く起こされてしまったことを不快に感じました。
今日だけかな? という淡い希望をよそに、翌朝もその翌朝も、お隣さんのベランダでの作業音で起こされる羽目に...。
私は、特に予定のない週末はお昼まで寝ていたい派です。
しかし、お隣さんは土日であろうと朝から元気。
「ドカーン!」「ガシャーン!」「トントントン」と、爆音を響かせながら活動しています。
私の住んでいたマンションは、ワンルームの割にはベランダは広かったのです。
ベランダで何やら作業しているのだろうな...とは思いつつも、ベランダに出たら隣がすぐに見える造りのマンションだったので、顔を合わせるのは避けようと、作業中はベランダに出ることを控えていました。
■作業が落ち着いたようなのでベランダに出てみると...
作業音が止んでしばらくたったため、原因を探るべく、ベランダに出てみました。
すると、目を疑うような光景が舞い込んできました。
そこにはガーデニングの材料が大量に置かれていたのです。
どうやらお隣さん、ベランダ全部をガーデニング用の壁で覆おうとしている最中のようで、大きな音の原因が分かりました。
ただ、ベランダには緊急時に隣に逃げることができるように避難扉があります。
その避難扉を塞ぐようにしてガーデニングの壁を設置しようとしていました。
このままではいざというときに、私は避難できなくなってしまいます。
マンションの管理人に相談したところ、「その人に聞いてみます」との回答がありました。
その後、お隣さんはガーデニング設置を中断し、半年ほどするとどこかへ引っ越していきました。
お隣さんは、ガーデニングができる物件を探し回っているのでしょうか。
マンションの広いベランダをどう使うか...私自身も周囲に迷惑にならないように活用しようと改めて考えさせられました。
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