竹刀をギュッと握る...だけ!? 80歳パワフルおじいさんの「不思議な健康習慣」【みなさんの体験記】

「43歳の女性です。ジムで出会った80歳のKさんは、現役で働いているパワフルなアクティブシニア。ある日、ひょんなきっかけで知ったKさんの元気の秘訣は、とても意外なものでした」

アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?

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■公共施設のジムで出会った80歳の素敵なおじいさん

私の趣味はジムでのトレーニングです。

しかしコロナ禍以降、契約しているスポーツジムが混むようになってきたので、あまり混まないジムを探していました。

そんなときに見つけたのが地域の公共施設のジム。

土日に混むことが多いスポーツジムとは違い、高齢の利用者が多いため土日は空いていました。

どこかのんびりとした雰囲気があり、若者もいないため、落ち着いて楽しくトレーニングができるのが魅力です。

そのため、平日は契約しているスポーツジム、土日は地域の公共施設のジムというふうに使い分けて通っていました。

公共施設のジムでよく顔を合わせるうちに話すようになったのがKさん(80歳)です。

Kさんは過去の病気の後遺症で足をひきずっていますが、それ以外はとても健康的なアクティブシニアです。

病気になった当初はまったく体が動かなかったそうですが、リハビリをがんばり、いまでは自転車にも乗れるようになりました。

いまでも自営業をしていて、毎日仕事をして夕方になると公共施設のジムに来るという生活をしているそうです。

そんなある日、公共施設のジムの近くを歩いていると、Kさんが剣道の竹刀らしきものを持って歩いて来るのが見えました。

■一見不思議だけど効果抜群!? のトレーニング

私が「剣道もされるんですか?」と聞くと「剣道はできないけど、竹刀で握力強化の訓練をしているんだ」と言いました。

いつもは家でやっているのですが、天気のいい日は外でもやっているとのこと。

この日も近所の公園で訓練してきたとのことでした。

Kさんが言うには、いざというときに大事になるのは握力だから、竹刀を縦に持って手から離して、竹刀の先が地面に落ちそうになったらギュッと握るという訓練を毎日100回やっているとのことです。

握力が必要になるほどの瞬間なんてそうそう来ないのでは...? とも思いますが、若い頃は世界中を飛び回って働いていたということなので、きっと経験から来る言葉なのでしょう。

意外なトレーニングですが、80歳とは思えないパワフルなKさんの姿を見ていると、効果抜群なのかも!? と思ってしまいます。

公共施設のジムには、Kさんの他にも個性的なトレーニングをしている高齢の方々がいることに気付きます。

空いてるスペースで太極拳のような不思議な動きをするおばあさん、目を閉じて片足で立つ練習を繰り返すおじいさん、右手と左手でじゃんけんをするおばあさん...。

そんなみなさんに共通するのは、とても元気なこと。

筋トレや有酸素運動しかしない私から見ると不思議なトレーニングに思えても、長年の経験に基づいた効果抜群の健康法なのかもしれません。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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