施設に入所した認知症の義母。生活が落ち着いた矢先...「様子がおかしい」と連絡が【みなさんの体験談】

「43歳の女性です。2020年、遠方で1人暮らしをしていた義母(83歳)が認知症を発症しました。紆余曲折の末、2023年の春に地元のグループホームに入所。やっと安心して暮らしてもらえると思っていたのですが、思いもよらないトラブルが続いています」

アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?

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■認知症を発症し、グループホームへ入所した義母

義母は遠方で長年1人暮らしをしていましたが、2020年頃に認知症を発症。

2023年の春、義母の地元のグループホームに入所しました。

私が義母に電話すると、私のことを認識できる日とできない日がありました。

でも義母は「ここは皆がすごく親切にしてくれるの」と、明るい声で話してくれるので安心していました。

我が家はお盆に帰省して、義母の施設に面会へ。

認知症発症前の義母は、夫(54歳)や義兄(55歳)と些細なことで喧嘩していました。

しかし、面会に行くと義母はニコニコしていて、別人のように穏やかでした。

私たちに会うと最初は顔を見て怪訝そうにしていたものの、夫のことを思い出して「遠くから来てくれてありがとうね」とニコニコで、夫と私は安心して家に帰りました。

しかし、帰省先から戻った数日後のことでした...。

■義母の緊急入院・手術...施設での生活はもう無理かも

「母の様子がおかしいから緊急入院し、手術もした。どうやら命の危険もあるようだ」

義兄から連絡がありました。

医師から説明を聞いた義兄によると、どうやら義母は数カ月前に転倒していたそうです。

その際、側頭部を打ったようですが、外傷がなかったため義母自身や施設の方も気づかなかったでそうです。

ですが、この転倒で義母の頭部内部に血腫ができ、脳の隙間に髄液が少しずつ溜まり、髄液が脳を圧迫したため、身体機能を司る脳の機能障害が発生したとのことでした。

私たちがお盆の帰省から戻った数日後、突然、義母は手足を思うように動かせなくなってしまったそうです。

歩けない、座れない、物が持てないといった症状に入所している施設の職員さんが気づき、直ちに受診、緊急手術になったということです。

私も夫も驚いたものの「髄液を抜けば大丈夫」と聞き、幸い手術も成功。

退院に立ち会った義兄から「元どおりに施設で過ごせそうで良かった」と連絡が来て、安堵で涙が出ました。

ところがその2日後、義母に同じ症状が出たのです。

そしてまた前回のように緊急入院、手術をしました。

義母が高齢でかつ心臓に持病があること、さらに医師から「転倒して頭を打つを繰り返しているようだ。グループホームは居室で1人でいる時間も多いため、施設に戻るのは難しいかもしれない」と言われ、施設からも「面倒を看ることに不安があります」と言われたそうです。

義母は全身麻酔の手術を短期間に2度も行ったため、体力が落ちてしまいました。

2度目の手術後は回復に時間がかかり、車椅子から立ち上がることすらできない状態です。

今後、義母の世話についてどうしたらいいのでしょうか...。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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