「私の両親に家を買ってくれて当然!」と迫る妻。国際結婚した従兄のトホホな結末

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:キジトラ
性別:女
年齢:46歳
プロフィール:アラサーでオーストラリアへ移住。夫と二人で旅行を楽しむのが趣味の、主婦です。

「私の両親に家を買ってくれて当然!」と迫る妻。国際結婚した従兄のトホホな結末 1.jpg

夫(48歳)の従兄のKさん(54歳、母方の伯母の息子)の話です。

Kさんはバツイチでしたが、2017年頃にフィリピン出身の女性Aさん(当時20代)と再婚しました。

KさんとAさんはフィリピンパブで知り合ったそうです。

Kさんと元妻との間に子どもはおらず、Aさんのほうは初婚。

結婚式は挙げず、入籍だけでした。

Aさんはとても可愛らしい可憐な女性で、その後2人は男の子と2歳下の女の子を授かりました。

しかし、2人目の女児が誕生した頃から、KさんとAさんの間に波風が立ち始めるようになったそうです。

義母から聞いた話ですが、喧嘩が絶えなくなったとのこと。

夫は「Kさんがまた、浮気でもしたんじゃないの」と言っていました。

実はKさんが最初の奥さんと離婚したのは、Kさんの浮気が原因だったそうです。

私もKさんと会ったことがあり、たしかに女好きな感じで、リップサービスも上手でした。

しかし詳しく事情を聞くと、どうやら原因は浮気ではないようでした。

義母(70代)にとってKさんは甥で、義母は姉(伯母・70代)としょっちゅう電話で話していたため、こと細かく事情を知っていました。

その話によると、喧嘩の原因は、KさんがAさんから「フィリピンにいる両親に家をプレゼントしろ」と、しつこく要求されているからなのだそうです。

あくまでもAさんの主張によると、フィリピンでは女性が先進国の男性と結婚すると、夫が妻の両親に家をプレゼントするのが常識とのこと。

しかもKさん、まだフィリピンパブで客とホステスの間柄だった頃に、酒に酔った勢いで、「家の1軒や2軒くらい建ててやる」と言っていたそうです。

さらに、自分に貯金がいくらあるかなど、調子にのってペラペラ話していたらしく...。

しかし結婚して3年が過ぎても、一向に両親に家をプレゼントしてくれないKさんにAさんは激怒していたのだとか。

Kさんにも呆れますが、もしAさんがお金目当てでKさんと結婚したのであれば、それもまたどうなのかなと...。

いずれにせよ、部外者が口を挟める問題ではないため、私たちは何とかうまい具合に解決するのを願うしかありませんでした。

結局、KさんはAさんの要求にうんざりして離婚を決意。

しかし、Aさんは「絶対に離婚しない」と言い張り、協議は1年ほど続きました。

その間にKさんは住んでいた家を出て、なんと懲りないことに、新しく知り合ったタイ出身の女性と同棲を始めていました。

最終的にKさんは、その女性と3度目の結婚をするため、2人の子どもの親権を放棄。

多額の慰謝料と養育費を一括でAさんに支払い、離婚が成立したそうです。

その額は、フィリピンに家を建てる額を優に超える金額だったとか。

Aさんは2人の子どもを連れてフィリピンへ帰り、家を建てたそうです。

Aさんは今も子どもの誕生日やイベントのたびに、Kさんの両親に子どもたちの写真を送っては「学費や習い事にお金が必要」などと、お金を要求しているそうです。

祖父母もさすがに孫への「お祝い」となると断れず、要求に応えてあげているのだとか。

どうやらAさん、Kさんよりも1枚も2枚も上手だったようです。

Aさんにも事情はいろいろあるのでしょうが、何ともモヤモヤする結婚・離婚騒動でした。

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