<この体験記を書いた人>
ペンネーム:やまと
性別:女性
年齢:42
プロフィール:夫と2人暮らしです。
新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行された2023年5月、以前から気になっていた近所の飲食店に行きました。
わりと最近オープンしたお店で、母(70代)が好きそうな雰囲気の店だったので、母の誕生日に一緒に行けたらいいなと思っていました。
しかし母は高齢で、父(80代)も最近体調が思わしくありません。
特に母は「コロナは5類になったけど、電車の中でマスクをしないで咳をしている人もいて怖いわ...」という感じで、いつも周囲を気にしています。
そこで、お店の感染対策の偵察も兼ねての訪問でした。
お店は清潔感があり、座席の間隔も広くて密な感じはありません。
しかし、店のスタッフはみなマスクをしていませんでした。
母の個人的主観ですが、スタッフがマスクをしていないことを気にするから、残念だけど一緒に来ることはできないだろうなと思いました。
それとも、私たちが行ったのがオープンすぐの早い時間だったので、「これからマスクをするのかな?」とも思いました。
そんなことを考えながらカウンター席に座っていたのですが、マスクを着けるスタッフがいなかったので、思い切って聞いてみました。
「このお店は普段からマスクはしない方針ですか?」
すると、カウンターで聞いていた板前さん(50代くらい)が「マスクが気になるならあっちの席に行ってよ!」と怒ったような声で言いました。
私はスタッフにマスクをしてほしいのではなく、確認のために聞いただけなのに...。
私がそれを説明しようとしても、板前さんは「ほら、早くあっちの席に行って!」と、私の話を遮るように言ってきました。
仕方がなく奥のテーブル席に移動すると、信じられないような会話が聞こえてきました。
「いまはもうマスクしなくても法律違反じゃないし。マスク、マスクって言うやつはうるさい!」
さきほどの板前さん、聞こえよがしに常連客と大声で喋っています。
私はマスクをしてください、と言ったわけではなくお店のマスクの着用について聞こうとしただけです。
それに、マスク着用はあくまで推奨やお願いで、日本でマスク着用義務が法律で定められたことはないはずです。
「人の話を最後まで聞いてよ!」と頭にきました。
母を連れてきたいと思うくらい素敵なお店かと思ったのですが...その後、再び訪問することはありませんでした。
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