<この体験記を書いた人>
ペンネーム:うさぎ
性別:女性
年齢:51
プロフィール:パート主婦です。
2023年5月のことです。
ある日、同居している義母(75歳)と一緒に昼食を食べていました。
テレビを見ていたら40代の女性タレントが出ていて「この人って離婚したんだっけ?」と義母に聞きました。
義母も「どうだっけ?」と覚えていない様子。
ここまでなら普段の何気ない、どうでもいい会話なのですが、この日は違いました。
義母は「話は違うんだけど...」と前置きしたあと「若いときにお父さん、女の人がいたんだよ」と言い出したのです。
義父(享年69歳)は既に亡くなっているので解決済みの話だと思いますが、私としては「義父が不倫していた」という急なカミングアウトにびっくりしてしまいました。
相手の女の人は、義父と同じ会社に勤めている相手だったようです。
子ども(当時5歳と3歳)が小さい頃の話らしく、相手の女の人も結婚していたとのことでした。
「ダブル不倫じゃん」と私が言うと、義母は「そうだね」と言いました。
淡々と話す姿に、なぜかおかしさを覚えて笑ってしまいました。
もともと義母はさっぱりした性格で、他人の失敗なども気にしないことが多いです。
義母は、義父の様子がおかしいことにすぐ気が付いたようですが、騒がないで黙っていたようでした。
「よく冷静でいられたね」と聞いたら「私はそういうこと(浮気)あんまり気にしないから」と言うのです。
他人事だから「ふーん」と聞いていましたが、私ならモヤモヤして心もどす黒くなってしまいそうです。
どのくらい関係が続いたのかは聞きませんでしたが、女の人が本気になってしまって「結婚したい」と言い出し、困った義父は義母に相談したようです。
ダブル不倫ですし、こちらはともかく、向こうの家庭は修羅場だったと思います。
結局、相手の女の人はご主人と離婚したようです。
「お義母さんはお義父さんのこと怒らなかったの?」と聞いたら「怒らなかったね、子どももいるし」と。
それで義父も「お前が全てだ」と、義母に頭が上がらなかったみたいです。
2009年に義父は亡くなったのですが、なんとこの女の人がお葬式に来ていたのだそう。
この話にもびっくりしました。
どうやらお通夜、お葬式などで記帳する芳記帳にその女の名前があったそうです。
義父は会社を定年退職してから間もなく亡くなったので、相手の女の人にも情報がいったのでしょう。
このことは義姉(54歳)も夫(52歳)も知りません。
なんとなくモヤモヤしますが、故人の過去を掘り返す気にはなりません。
私も黙っておくことにしました。
人気記事:《漫画》もしかして浮気...? 結婚26年、「仕事」と言い張り週3日しか帰らなくなった夫への不信感<前編>
人気記事:《漫画》朝8時に義母が玄関をピンポーン! 新生児育児中の我が家にやって来た親戚御一行<前編>
人気記事:すべては温泉旅行のためだけど...義母へのウソで「弱る義叔母」への葛藤...「2人一緒にショートステイ(2)」《バニラファッジ》
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。