<この体験記を書いた人>
ペンネーム:グリーン
性別:女性
年齢:45
プロフィール:主婦の傍ら在宅ワークをしています。
義父(67歳)は、定年退職してから自宅の庭で家庭菜園をしています。
「人に喜んでもらえるのが嬉しいから」と張り切る毎日。
いまは物価高で野菜も高いですし、旬の物をくれるので家計的にはすごく助かるのですが、虫がついたままくれることに困っています。
自分の親だったら「虫がついているからいらない」と断ることもできますが、義理の父親なので断るのは難しいです。
義父はすごく優しくて、私にはもったいないくらいです。
以前、私が入院したときは、入院費として高額の見舞金をくれて「足りなかったら遠慮しないで」とまで言ってくれました。
また、私が夫と大喧嘩したとき、義母が家までやってきて私たちを説教したのですが、義父は「夫婦のことに口を出すんじゃない」と、義母に注意していました。
私の子どもたちにもすごく優しく、散歩に行ったときに綺麗だった風景を写真に撮って子どもにメールで送ってきたり、会うと「いま小銭しかないや」と笑って、子どもに10円玉を大量にくれたりする気さくな人です。
そんな義父がくれる野菜ですから、本当に断りづらいです。
なぜこんなにも嫌がるのかというと、以前のこんなことがあったからです。
しっかりと洗ったつもりのキャベツを切って調理したら、青虫が隠れていたらしく...バラバラになって料理に紛れ込んでしまいました。
それ以来、義父の作る野菜に抵抗感が生まれてしまいました。
夏は育てやすいのか、夕方になると泥まみれの野菜を車に積んで毎日のように持ってきてくれます。
スーパーで野菜を買わなくてよいほどの量です。
ただ、どの野菜も虫食いがすごいです。
ピーマンは一見虫がいなさそうでしたが、半分に切ったら中が真っ黒になっていました。
白菜も虫まみれなのに、大きく育ったものを家族が多いから、とくれます。
枝豆やほうれん草は、見るからに虫喰いばかりで食べられないレベルです。
でも、優しさでくれているのだと分かっているので、もらったら外の水道でしっかり洗ってから家の中に入れています。
それでも虫がついているものや、食べきれない野菜は申し訳なく思いながら処分しています。
朝から夕方まで畑にいて一生懸命野菜を育てる義父を傷つけずに、うまく断るにはどうしたらいいか、今日も悩んでいます。
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