<この体験記を書いた人>
ペンネーム:gaspal
性別:女性
年齢:43
プロフィール:私、夫(53歳)、小学6年生の息子の3人暮らし。最近は麺料理のアレンジにはまっています。
世間では、とあるゲームキャラクターのカードが流行っているようです。
世界中でこのカードが流行っていて、需要に供給がおいつかず、レアカードが入手困難とニュースにもなっていました。
「100万円以上するカードもある」と知って驚きましたが、我が家にも身近なことと実感した出来事がありました。
自宅の近くに、昔ながらのおもちゃ屋さんがあり、駄菓子やプラモデルを数多く販売しています。
この数年でキャラクターカードも取り扱うようになりました。
私はそこの店主のCさん(40代後半、男性)と息子を通して数年前から面識があるのですが、こんな話を聞いて驚きました。
「小学1年生が1万円分のキャラクターカードを買いに来てびっくりしましたよ」
「『本当にいいの?』って一応確認して、大丈夫かなと思いながら売ったら、後から『こんな高いものを子どもに売るなんて!』と親が怒鳴り込んできたんですよ」
困った顔で話してくれたCさんは、こうも言っていました。
「明らかに転売目的でカードを大量に何枚も買おうとする大人が来るんですが、お客さんなので断れないんですよね。転売目的だろうなと思っても証拠はないですし、日を変えて何回もやってきて合計すると何十万円も買ってくれますからね」
子どもたちが楽しむカードだったはずなのに、こんなトラブルがあるなんて...驚くとともにちょっと怖くなってしまいました。
ところで、私の息子(小学校6年生)は外遊びが大好きで、カードゲームにはほとんど興味がありません。
ただ「友だちと話が合わない」「仲間外れにはされたくない」との理由で、一応バトルができる程度の枚数のカード(「デッキ」と呼ばれるもの)は揃えています。
低学年の頃から少しずつ集めている程度だったのですが、つい先日こんなトラブルにあってしまいました。
友達に誘われたからと公園にカードを持って行った息子。
カードバトルの大会に何度も出場している同級生の男子に「この3枚とお前の1枚替えてやるよ」と言われたそうなのです。
1枚で3枚もらえるなんて得だと思った息子は、疑うことなく「うん、いいよ、ありがとう」と交換したのですが、帰宅して調べたところ、ある事実が発覚。
交換したカード、実はレアカードだったらしく、買った数年前と比べて大幅に値上がりしていたのです。
その事実を知って、息子はショックで泣いてしまいました。
翌日、その同級生と話をしてお互いにカードを戻したのだとか。
同級生も値上がりについては知らず、あまりにもレアで攻撃力が高く、どうしても欲しいから3対1での交換をもちかけたのだとか。
おもちゃ屋の店主のCさんは「カードで子どもたちには楽しく遊んでほしいんだけどな。カードゲーム自体が悪いわけではないしね」と言っていますし、私も同感です。
息子の件は大きなトラブルに発展しませんでしたが、今後もまたカードをめぐって問題が起きないかと心配しています。
人気記事:《漫画》「鍵を忘れた」と中学生の息子の同級生が我が家に入り浸り...。親は何しているの?<前編>
人気記事:《漫画》長女が受験「運気上昇のために断捨離だ!」妻の決断が我が家にもたらしたものは...?<前編>
人気記事:「もう触らないで!」認知症の母が生後2カ月の赤ちゃんを落とし...《石塚ワカメ》
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。