「外国人と子どもは来ないでほしいよなあ」とある温泉宿、最悪の接客の数々

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ミリー
性別:女性
年齢:49
プロフィール:最近、時短家事という言葉に魅力を感じます。効率よくできたときは達成感があって、自分で自分をほめています。

「外国人と子どもは来ないでほしいよなあ」とある温泉宿、最悪の接客の数々 33.jpg

いまから約10年前の話です。

当時、息子と娘は8歳と6歳、町内会でホームステイを希望する外国人の受け入れ先を探していると聞き、1カ月だけホストファミリーになったことがありました。

やってきたのはアメリカ人女性で、18歳になったばかりのCさん。

日本文化にとても興味があり、姉妹都市のプログラムを通して応募してきたそうです。

子どもたちはCさんとすぐに打ち解けあって仲良くなりました。

我が家にはとっても良い経験になったのですが、1つだけすごく残念なことがありました。

せっかく日本に来てくれた記念に、みんなで1泊2日の温泉旅行に出かけることにしました。

夫は出張で行けなかったので、私、長男、長女、Cさんの4人でとある小さな旅館に泊まったのですが、その旅館の対応が信じられないほどひどいものでした。

まず、到着してすぐに玄関で靴を脱いだのですが、「靴は下駄箱へ閉まってください」と書いてある小さな張り紙を見逃してしまい、そのまま玄関に置いてフロントに。

それを見た70歳くらいの男性スタッフAは「チッ」と、私たちに聞こえるように舌打ち。

「ルールぐらい読めよなぁ」と、私たちの靴を投げるように下駄箱に入れました。

その後、温泉が初めてのCさんは「お風呂に行ってくるー!」と1人でルンルン出かけたのですが、帰ってきてしばらくすると内線電話が鳴りました。

カンカンに怒った様子のスタッフAに受付に来るように言われ、私が行きました。

すると「内風呂の温度がだいぶ下がったじゃないか! どうしてくれるんだ!」と大声を出すのです。

どうやら熱すぎてお湯に入れなかったCさんが、お水を大量に入れてしまったようで、それに対して怒りを露わにしてきました。

あまりにしつこく怒るのでひたすら平謝りをして、逃げるように部屋に戻りました。

その後も食事の際に子ども用のメニューがあるか聞くと「そんなもんない!」と目も合わせずに吐き捨てるだけ。

お水はどこか聞いただけで「自分で探してから聞いてくださいよ! こっちは忙しいんだから!」と最悪な態度でした。

歩き方もドタバタしていて、忙しいアピールが激しすぎて、聞きたいことも聞けない状態がずっと続きました。

しかも、最後の精算のときに「外国人と子どもは来ないでほしいよなぁ、ったく」とボソッとつぶやいたのも忘れられません。

表に出てくるのはなぜかこのスタッフAしかいなく、その接客レベルが最低すぎて悲しくなりました。

せっかくCさんに日本文化を楽しんでほしくて出かけたのに、残念すぎる宿でした。

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