<この体験記を書いた人>
ペンネーム:さんた
性別:女性
年齢:46
プロフィール:子育て中の主婦です。
義母は66歳でとても元気です。
娘は18歳で、今年は大学受験の年でした。
昔から成長が早く大人びていた娘は、中学まで成績が良くて優等生でした。
内申点も良く、志望していた地元の進学校に入学しました。
高校では中学校の頃のようにはいきませんでしたが、なんとか上位の成績をキープしていました。
娘の通っていた高校では、進学実績を保つためなのか、高校2年生に進級した頃から難関国立大学への受験を勧めてきます。
幼い頃から学校の先生との関係が良好だったため、娘は先生のいうことを素直に聞くタイプです。
勧められるまま難関国立大学への受験を決めたのですが、それが大きなプレッシャーになってしまいました。
でも、それ以上に深刻だったのは義母からのプレッシャーでした。
娘は1人目の孫ですし、義父母たちのお気に入りです。
高校3年生になった春、義母のお友だちから娘にお茶漬けセットが送られてきました。
「夜食に食べてね」という受験への応援メッセージがついていました。
顔も知らない人から自宅に直接そんなものが送られてきて、私はもちろん、娘も戸惑っていました。
その頃から、義母は毎週のように電話をかけてきて、娘の成績や受験校について聞いてきます。
応援したいのだろうと思っていましたが、どう考えても義母の自分本意の期待です。
私と娘もあまりいい気分ではありませんでした。
義父も義母も最終学歴は地元の高校卒で、その分、大学進学への思いは強かったようです。
夫も「大学だけは出ろ」と強く言われていたそうです。
夫が大学受験した頃は、大学にさえ進学すれば良いと思っていたのか、大学自体に関してのこだわりはなかったようです。
しかし、孫の受験となると欲が出てくるのか、進学する大学にまで口を出してくるのです。
大学受験についてよく知らないので、とても手が届かないような有名大学に孫が入ると思い込んでいるような節もあり...。
最終的に、娘は第一志望だった国立大学に落ちてしまいました。
娘自身は受験した日に結果を悟っていたようでしたが、合否が決まってから落ち込む娘を見るのは辛かったです。
でも、勉強を頑張ってきたおかげで、滑り止めで受けていた私立大学は合格することができました。
ただ、義母は国立大学にこだわっていたので、娘にこんなLINEを送ってきたのです。
「浪人費用は出してあげるから国立大学を目指しなさい。お母さんがダメというなら塾の送迎もおばあちゃんがしてあげる」
私が学費をケチっているような言い方にカチンときました。
学校からの期待と義父母からの期待を背負っていた娘は、悔しさもあったのか、私の反対も聞かず、浪人する覚悟を決めてしまいました。
「浪人してまで国立大学に行きたいの? お婆ちゃんの言葉に振り回されないで」
そう何度も言いましたがダメでした。
娘の選択を応援するしかありませんが、義母の送ったLINEの内容に少しでも影響されたかも?と考えるとモヤモヤが止まりません。
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