周囲に影響されやすい人っていますよね。好奇心旺盛でフットワークが軽いのはいいことですが、実のところは根気がないだけかもしれません。今回はなにをやっても長続きせず、いつの間にか年齢は...という実体験エピソードを紹介します。
<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ごんちき
性別:男性
年齢:48
プロフィール:東北地方の会社員です。妻と2人暮らしです。
私の妹(40代)の話です。
妹は周囲から影響を受けやすい性格で、小さい頃から興味の対象がコロコロと変わっています。
小学校の頃は友だちの影響を受けてバレーボールを始めました。
妹は運動神経がとても良いので、すぐに上達してレギュラーに。
地方の大きな大会でも勝利に貢献するなど大活躍しました。
中学生になってそのままバレーボールを続けるのかと思いきや、バスケットボール部に入部。
当時、流行っていたバスケットボールの漫画に影響を受けたのです。
妹はバスケットボールでも持ち前の運動神経を発揮し、県の優秀選手に選ばれました。
高校に入ると、今度はオリンピックの影響でソフトボールを始めました。
ところがそれも長く続かず、高校2年の秋にはソフトボールを辞めてバンド活動をスタート。
大人になってからも、その性格は変わりませんでした。
大学を卒業すると、学生時代のアルバイト先の先輩に影響され、本の仕事がしたいと出版社に就職しました。
数年は頑張っていたようですが、たまたまテレビで観たドキュメンタリー番組に影響され、伝統工芸をやりたいと言い出し、出版社を退職して伝統工芸の職人に弟子入りしてしまいました。
しばらく職人の元で修行していましたが、同窓会の際にあったラーメン店を経営している旧友に影響されて、今度はラーメン店をやりたいと言い出しました。
周りは全力で止めましたが、妹はあっさりと弟子を辞めてラーメン店でアルバイトを開始。
しかし案の定、ラーメン店も長続きせずに退職。
見かねた両親や周りの勧めもあり、近所の会社に正社員で勤めることになりました。
勤め続けて数年、アラサーも過ぎて落ち着いただろうと思っていたところ、またしても妹の病気が...。
なぜか再び、本の仕事がしたいと言い出し、せっかくの正社員の職を投げうって近所の書店にアルバイトとして働き始めて、現在に至ります。
もはや呆れて何に影響されたのか聞く気にもなりませんでした。
40歳を過ぎて、独身のアルバイト生活。
「夢を追っている」と言えば聞こえは良いのですが、最近は単に根気がないだけではと家族一同疑いの目で見ています。
幸い、働く意欲だけはあるので引きこもるようなことはありませんが、将来どうするのかと聞いてもまともな答えは返ってきません。
これからどうしていくのかとても心配です。
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