注意をしても「うちの子はそんなことしないよ！」先生も困り果てるモンスターママ友

私には小学5年生の息子がいます。

息子は気が弱い反面、口は達者で、ときどき友だちと些細なトラブルを起こします。

取っ組み合いをするわけではないのですが、手は出なくても相手を口で言い負かしてしまい、余計にケンカになる、という具合です。

息子と仲良しのMくんは、息子よりも身長が20cm以上高く、いつも「めんどくさーい」「やりたくなーい」が口癖の男の子です。

短気な性格で、同じクラスの男子とトラブルが多いようです。

ただ、息子とは同じ部活、同じクラスで、週末も公園で遊ぶような仲なので、私はいままで特に気にしていませんでした。

しかし、Mくんが昨年（2022年）の秋頃から身長も体格も「中学生？」と見間違うほど成長しました。

また、以前からMくんは勉強嫌いで、「宿題が分かんない！　〇〇（息子）の丸写しさせて！」とお願いされることが増えたと、たびたび息子から聞かされていました。

私は息子をフォローしつつ「年が明けて3学期が始まったらMくんも変わるかなあ」と思っていました。

ところが、3学期が始まってすぐのことです。

Mくんが悪びれる様子もなく「宿題、全部うつさせてー」と息子に言ったため、「それは嫌。少しは自分でやってから僕に聞いてよ」と返したそうです。

するとMくんはカッとなって、息子のノートを取りあげて、何ページかビリビリに破きました。

担任の先生曰く、Mくんの親御さんに連絡をとろうとしても、まったくつながらないとのこと。

結局、Mくんが息子に謝り、子ども同士で一応おさまった形になりました。

しかし、そのノートの件から数日後、私が買い物に行ったスーパーでMくんのお母さん（40代後半）と偶然会ったのです。

「〇〇くん（息子）にうちのM、迷惑かけてない？　もう本当にね、私の言うこと聞かないのよ。嫌なこととか息子さんにしてない？　大丈夫？」

会うなり、そう聞かれました。

そんなに心配していたんだと驚きつつ、これなら分かってくれるかもと思い、子どもたちのことを伝えようと思いました。

「お互い子ども同士だからね...。でも息子は 『宿題を全部教えて。代わりにやって』は、ちょっと嫌みたい」

ストレートすぎるかもしれませんが、息子も私も思っていることです。

しかし、Mくんのお母さんの答えは意外なものでした。

「え？　そんなことはさすがにMもしないよ！　同じ部活だよね？『仲良く帰ってきた！　勉強も教えてくれる！』っていつも話してるし、さすがに宿題の丸投げなんてしないよー」

私が言ったことを全否定して笑い飛ばしたのです。

納得いかなかった私は、息子の担任にそれとなく話してみました。

先生は「学校が注意しても、Mくんのお母様は入学時から『うちの子はそんなことないわよ～』っていつも明るく笑うだけで...聞いてくれないんですよね」と困惑されていました。

そういう人...なんですかね。

私はいまもモヤモヤが残ったままです。