大変だった義叔母の「介護暗黒時代」。しかし本人はすっかり忘れているようで.../バニラファッジ

認知症のお義母さんと、手足は不自由だけどしっかり者のおばさん(義叔母)の2人を在宅介護するバニラファッジさん。今回は「暗黒時代のおばさんの記憶」をご紹介します。

【前回】 「認知症にしておくのはもったいない」ひねくれ義母の「独特の言い回し」に苦笑

おばさんは認知症の症状は全くなかったので、尿意や便意はしっかり介護者に伝えることができました。

しかし、1人で下着を下ろしたり便座に移乗することができなかったのでトイレ介助が必要でした。

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就寝前はリハビリパンツに尿取りパッドを追加していました。

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「記憶にない?マジかーっ!」

と私は心の中で叫びました(汗)

3年ほど前の1年間は、全身の痛みと急激な骨粗鬆症でおばさんはオムツにしていました。

身体のあちこちが痛いおばさんをベッドの上で左に向かせたり右に向かせたりするのはとてもつらそうで、私にとっても介護暗黒時代でした。

その当事者に

「全然記憶にない」

と言われてとても驚きました。  

その後立位のリハビリのおかげでおばさんはわずかな間でもつかまり立ちができるようになりこうして立ったまま就寝準備ができるようになりました。

たしかに暗黒時代なんか忘れてもいい記憶でした(笑)

お義母さんと違って認知症状は全くないおばさんでしたが、そんなこともあるんだなぁと驚いた介護の記憶です。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

バニラファッジ

夫と3人の子ども、義母と義母の妹(おばさん)の7人家族の日々を描いた大人気ブログ「7人家族の真ん中で。」の管理人さん。身体は丈夫だけれど、認知症で毒舌な義母(2016年に他界)と、頭はしっかりしているけど、リウマチと骨粗鬆症で車いす生活のおばさん(2015年に他界)との「在宅介護の日々」を、あれこれ思い出しながら描いていきます。著書に『スーパー嫁の汗と笑いの在宅介護: お義母さん!トイレはこっちです』『7人家族の真ん中で。』『91歳毒舌系女子、喧嘩を売って生きてます』など。

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