認知症のお義母さんと、手足は不自由だけどしっかり者のおばさん(義叔母)の2人を在宅介護するバニラファッジさん。今回は「暗黒時代のおばさんの記憶」をご紹介します。
【前回】 「認知症にしておくのはもったいない」ひねくれ義母の「独特の言い回し」に苦笑
おばさんは認知症の症状は全くなかったので、尿意や便意はしっかり介護者に伝えることができました。
しかし、1人で下着を下ろしたり便座に移乗することができなかったのでトイレ介助が必要でした。
就寝前はリハビリパンツに尿取りパッドを追加していました。
「記憶にない?マジかーっ!」
と私は心の中で叫びました(汗)
3年ほど前の1年間は、全身の痛みと急激な骨粗鬆症でおばさんはオムツにしていました。
身体のあちこちが痛いおばさんをベッドの上で左に向かせたり右に向かせたりするのはとてもつらそうで、私にとっても介護暗黒時代でした。
その当事者に
「全然記憶にない」
と言われてとても驚きました。
その後立位のリハビリのおかげでおばさんはわずかな間でもつかまり立ちができるようになりこうして立ったまま就寝準備ができるようになりました。
たしかに暗黒時代なんか忘れてもいい記憶でした(笑)
お義母さんと違って認知症状は全くないおばさんでしたが、そんなこともあるんだなぁと驚いた介護の記憶です。
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