<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ぴっぴ
性別:女性
年齢:43
プロフィール:小学生高学年と低学年の2人の子どもを持つパート主婦です。
遠方に住む義母(80代)は、定年までバリバリと正社員で働き続けた人です。
義母の時代では、地方で正社員で働き続ける女性は珍しかったそうで、それを義母自身も自慢に思っているようでした。
私は夫(40代半ば)と20代の頃、3年ほど付き合ってから結婚したのですが、その間、私の親と夫は数回会っていましたが、夫はいつまでたっても義実家に私を紹介してくれませんでした。
いずれは結婚したいと言われていたので、だったら義両親に会ってもいいのでは? と聞いたところ、夫は「僕もよくなかった話なんだけど...」と前置きをしながら、元カノが関係する、義母のとんでもない話を教えてくれました。
私と付き合う1年半前ほど前、夫は2歳年上の恋人と付き合っていたそうです。
ある日、夫が実家に帰ると、義母(当時60代)から「付き合っている人はいるの?」と聞かれたので、軽く「いるよ」と答えたところ、彼女について根掘り葉掘り質問攻めにあったとか。
彼女は派遣社員で営業事務をやっていたそうなのですが、それを聞いた義母はいきなり怒り出したそうです。
「派遣なんて! なぜ正社員を目指さなかったのか! そんな人と結婚してはダメよ! 嫁は正社員以外はダメ!」
義母の若い頃は派遣社員という制度がなかったからでしょうか、派遣に対してひどい偏見があり、聞いていられないほどキツい言葉で彼女の悪口を言ったそうです。
義母はその後も電話で「その人とは別れなさい」と言い続け、いつも母親の電話を面倒そうにとる夫を見て、彼女がどうしたのか聞いたところ、正直に義母が言っていることを伝えてしまったのだとか...。
これがよくなかったと夫は反省していましたが、義母の言い分を聞いた彼女はドン引きし、どんどんと2人の間に溝が生まれ、やがて別れてしまったとのことでした。
そんなことがあってから夫は「義母に恋愛の話は絶対にしない」と決めたそうで、義両親に私を会わせるのも、「どうすればいいかためらっている」と教えてくれました。
この話を聞いたときは「そんな強烈な義母はいやだ...。元カノのように逃げたほうがいいかも...」と思ったくらいでした。
その後、挨拶に行ったとき、私は正社員だったからか反対されることはなく、滞りなく結婚できましたが、このエピソードは忘れられず、いつも義母のことを「職業差別するひどい人」という目で見ています。
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