<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ルーナ
性別:女性
年齢:52
プロフィール:感謝と思いやりを忘れずに、毎日笑顔で過ごしたいと思っています。
義母(77歳)の話です。
義母はお金に関してとってもシビアな人で、私はついに不満が爆発してしまいました。
かなり前のことです。
ある日、料理好きな義母が私に「これ作ったから食べてみて」と、料理を持って来てくれました。
仕事をしていた私にとってはとても助かりますし、素直に「ありがとう! 助かります」と喜びました。
しかし喜びも束の間、義母が次に発した言葉は「あんまり手間は掛かってないから、3000円で大丈夫」でした。
「え? お金払うの?」
私は真っ先にそう思いました。
正直、親からの差し入れにお金は必要ないと思っていました。
ただ、材料費は必要でしょうし、わざわざ来てくれたことを考えると、お金を払うのは仕方がないかもしれません。
そう納得する反面、正直3000円払うなら自分で買い物をしたほうが安上りでは? なんだか腑に落ちないままお金を払いました。
この一件依頼、義母は定期的に料理を持ってくるようになり、毎回2000円~3000円払う羽目になったのです。
とどめは「5000円事件」。
ある日、義母はいつものように料理を持ってくるなり「今日は仕込みにも時間かかったし、材料もかかったから5000円ちょうだい」と言いました。
「は? 5000円...!?」
外食レベルの金額に目が点です。
手料理に5000円ってありえます!?
ぶっちゃけ、こちらから頼んでいるわけではなく、食べたい物でもないのに5000円を払う必要があるなんて...もう迷惑でしかありません。
そもそも1回の食事に5000円もかけるなんて、私には考えられません。
さすがに腹が立ち、夫(51歳)から料理のデリバリーを止めるように言ってもらいました。
毎回、頼んでもいない料理にお金を払わされるのはたまったものじゃありません。
そもそもですが、我が家は義母に毎月仕送りをしています。
というのも、夫とは7年前に結婚したのですが、結婚する前から仕送りをしているというので、結婚後も何万円か毎月義母に渡しているのです。
それだけに留まらず、イレギュラーな支払いが発生したときには援助の連絡がくるので、断る訳にもいかず、仕方がなく払っています。
内心、どれだけ息子の稼ぎをあてにするんだ、そう思っていました。
ただ、これだけでは満足できないのでしょう。
義母は月末近くになると必ず私に連絡をしてきます。
「年金だけじゃ暮らしていけないよ」
お金の使い道をダラダラと説明してくるのですが、どうせお金は持っていくのに、とウンザリしていました。
このように、結婚しても仕送りし、緊急援助もしながら5年ほど経った頃、なんと義母が友人に「嫁がケチで息子から援助してもらえない」と言っていたことを知ったのです。
私は秒速で怒りが爆発しました。
「はぁ? それじゃ、毎月渡してるお金はなんだって言うんですか!? 他にも催促されたら援助してきましたけど!」
しかも、いままで夫にも私にも「ありがとう」の言葉一つなかった義母。
もう我慢ができません。
私は夫にこれまでの不満をぶつけ、夫の承諾を得て仕送りを止めました。
夫がどう話したかは知りませんが、仕送りを止めてから2年間、義母からの連絡は1回もありません...。
ケチな嫁に用はないのでしょうね。
義母を通じて「感謝の気持ちを忘れてはいけない」ということを改めて痛感しています。
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