「あなたのような人間に孫は任せられない」ママ友から聞かされた義母のひどい仕打ち。しかし真相は...

40代半ばの私の妻から聞いた、かつてママ友だったAさんとその姑との間で起こった話です。

妻とAさんはお互いの娘が小学1年生になった時に親子とも仲良くなって以来、5年以上交流を続けていました。

Aさんは姑との二世帯住宅に暮らしていたのですが、日常生活のいろんなことに姑が口を挟んでくることに困っていました。

とりわけ、姑は初孫となるAさんの娘のことを大変かわいがっており、子育てに対しても細かく介入してくることに対して大変悩んでいました。

あるの日こと、PTA行事が長引いてしまったため、Aさんは娘の習い事のお迎えに行けず、長時間待たせてしまったそうです。

このことを孫から聞いた姑はとても腹を立てて、それまで以上にAさんに辛く当たるようになってしまったそうです。

姑はAさんのことを時間にルーズな人間と決め付け、「あなたのような人に孫のことを任せられない」と、叱りつけたそうです。

それ以来、娘の送り迎えをAさんにやらせずに、姑自身がやるようになったとか。

さらに、Aさんは塾に通う娘のためにお弁当を作って届けていたのですが、それに対しても『栄養バランスが悪い』などと、言いがかりをつけてきたそうです。

ついにはAさんに代わって姑が弁当を作って娘に届けるようになったのだとか。

このように、次々とAさんが娘さんに関わることができないようにしてきたそうです。

姑からAさんの悪口を聞かされ続けた娘も、次第にAさんのことを避けるようになってしまいました。

この話をAさんから聞かされた妻は、些細なことからAさんにひどい仕打ちを行なう姑に対して怒りを覚えたと言います。

何とかAさんに対する娘の誤解を解いてもらおうと、我が家に呼んでお母さんは悪くないことを説明し、母子の仲が少しでも良くなるように協力していました。

しかし2年前、冬の塾の保護者会で、妻はAさんと義母の関係の真実を知ることになりました。

その日、妻はAさんの姑と隣の席になり、帰りに呼び止めてAさんへの対応について問いただしました。

しかし、姑からは『思いもしない答え』が返ってきたのです。

実はAさん、娘の習い事などの予定を無視して友人たちと遊びに出かけてしまうそうです。

そして、習い事の送り迎えの時間になっても帰ってこないことや、塾に持って行く弁当作りが面倒だからと娘さんにコンビニで弁当を買うように言っているのを見て、心を痛めていたとか。

それを見かねて、Aさんの代わりに塾へお迎えや弁当作りをしてあげるようになったのだそうです。

しかも、Aさんはそれに感謝するどころか「お義母さんは余裕があるのだからもっと娘の世話をしてください」と言いだし、ますます何もしなくなってしまったと嘆いていたそうです。

妻は大変驚きつつも、Aさんと姑のどちらが本当のことを言っているのか分からなくなってしまいました。

妻がある日、この話を別のママ友にしたところ、「つい最近、街で出会ったAさんが、姑に娘を迎えに行くよう携帯電話で話しているのを見かけた」とのこと。

これでAさんが自分が被害者のように装い、姑のことを悪く言っていたことが分かりました。

これ以来、妻はAさんとは距離を置くことになりました。

それにしても恩を仇で返すようなひどい話だと思いました。