もうすぐ還暦を迎える主婦ブロガーのかづさんが、結婚当初から始まった義母との戦いを振り返って書いた実話コミックエッセイ『義母クエスト〜結婚したらいきなりラスボス戦でした〜』(原作・かづ/漫画・赤星たみこ)。義母の強烈な嫌がらせの数々が怖すぎる! と今話題の1冊です。原作者のかづさんにコミカライズへの思いについて聞きました。
――初めにご自身や家族のことが漫画になると聞いた時はどう思いましたか?
かづ:正直、びっくりしました。最初はまだ漫画家さんが決まっていなかったのですが、赤星たみこ先生に決まった時は「えっ!? 赤星先生ですって!?」とぶっ飛びました(笑)。赤星先生の作品は漫画だけでなくドラマでも楽しませて頂いていたので、そんな有名な先生に書いて頂くことにビビりました。
――ご自身の体験が『義母クエスト』という漫画になって、どのように感じましたか?
かづ:自分で言うのもなんですが、よくこんなことを乗り切って来たもんだと思いました。若いってすごいですよね。 毎回漫画を読みながら、「赤星先生、その場にいたでしょ!」って思っています。それくらいリアリティーがあって、「そうそう! こんなだった!」と思わず口から出ちゃいます。
――『義母クエスト』で気に入っているのはどんなところですか?
かづ:赤星先生が原作をそのまま受け止めてくれているのを感じるところです。ママ友たちに義実家の愚痴を話すと、「ほんとに? うそ~?」と信じてもらえないことが多々ありました。「いくら嫁でもそんなことまでする義母っているの?」と、盛り盛りの作りのように言われたこともあります。昭和の時代には姑の「嫁いびり」って本当によくあることでしたが、令和時代のお嫁さんから見れば、信じられない話も多いのでしょう。でも、赤星先生とお話しさせていただいた際に、「あぁ、あったあった。昔はそんな話よくあったよねぇ」と言ってくださったのでとても安心しました。そして『義母クエスト』のかづはかわいくてスマートなのがうれしいと言うか後ろめたいです(笑)。
原作の良さを最大限に引き出す赤星先生によるコミカライズ。義母による嫌がらせ描写のリアルさには、かづさん本人も毎度凍りついているそうです。
取材・文/宇都宮薫
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