アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。
皆さん「ママ友」はいらっしゃいますか? 私の長きにわたる人生の中の、色んなママたちのお話をしようと思います。
※登場人物はすべて仮名です
【前回】【ママ友のありがた迷惑】勝手にお菓子を配って、お礼がないと「躾がなってない!」とブチ切れ...
年が明け、新学期が始まった頃のこと。
スポーツクラブの「親の会」の仕事の一つとして、新1年生の帰る時間に校門のところでチラシ配りがあった。
あいにく私は用事があったので欠席にしてもらったが、チラシを配る待ち合わせ時間を少し過ぎた頃に小山さんから電話が来た。
「あ、用事済んだ?ちょっと来てくれへんかなぁ?全然人足らへんねんよ。」
「あと20分くらいかかるけど、そのあとでもいい?」
てっきり学校の玄関である正門だけで配ると思っていたら、裏門から帰る子もいるので2手に分かれると言う。
そりゃそうだ。裏門からの方が近い子もいる。
用事を急いで済ませて駆け付け、チラシ配りに参加した。
来ていたママたちの、どこか私の顔色をうかがうような空気が少し気になった。
渡された枚数を子どもたちに配り終わり、ママたちに挨拶をして帰宅。
程なくして電話がかかってきた。
上級生ママだった。
私は何か下手な事でもしたかと思いドキドキした。
どこで何をやらかしてるのか自分でも気が付かないところもある新米みたいなもんなんで、心当たりがない時は動悸がする(笑)
「あのぉ...、なにか...?」
「今日はご苦労様でした。忙しい中、来てくれて助かりました」
こんなお礼の電話をいちいちかけてるのかとビックリするやらありがたいやらだったが、それだけでは無かった。
「こんなこと言うのもなんやけど...、一応耳に入れておいた方がいいって皆さんが言うもんやから...」
ますます私はなにかをやらかしたんだと思って、心臓がキュッとなった。
「今日のチラシ配りね、正門と裏門で5人ずつ来ると思ってたんだけど、5人しか来なかったのね」
「あぁ、すみませんでした。ちょうど配る時間に用事があったんで」
「それはいいのよ。みんな何かしら用事があるから。それで正門3人で裏門2人で配らなきゃしょうがないねってなって、もう一人欲しいねってなったのよ。そしたら小山さんが『かづ呼ぶわ!』って言いだして...。呼び捨てしててビックリしちゃって」
呼び捨てされてたんや(笑)
「それで『かづは私の妹分やから、呼んだらすぐ来よるで!』って言うからもうみんなビックリしちゃって!」
!!!妹分??
「あなたたちそんな仲なの?」
「いいえ!いつから私は小山さんの妹分になったんですかね??」
「でしょ!やっぱりねぇ~!でも小山さんが電話したらすぐにあなたが来たから、ほんとに妹分?とか思っちゃって(笑)。でもこれはかづさんに知らせた方がいいとみんなも言っててねぇ」
知らない間に小山さんの中では私は妹分だったのね...。
って言うか、ママ友の間で【妹分】って言う?
いくら仲が良かったとしても、【妹分】なんて使う?
自分から妹分にしてくれと言ったわけでもないのに。
電話で確認してくれたから良かったものの、知らせてくれていなかったら私は小山さんの妹分としてママ友の間で認識されてたんだと思ったら震えた。
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