<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とらとら
性別:女性
年齢:54
プロフィール:アラフィフ兼業主婦。お正月のお雑煮はすまし汁派です。
今年54歳の兼業主婦です。
2019年に起きたお正月のトラブル話です。
私には一つ年上の夫がいるのですが、この夫がもちを喉に詰まらせる事故が起こったのです。
夫は物静かで、どちらかというと慎重で冷静な人なのですが、お酒にはとことん弱く、飲んでしまうとすぐに顔は真っ赤でふらふらになってしまいます。
そのため、普段は勤め先の飲み会でも極力飲まないようにしている人でした。
しかしお正月は、久しぶりに親戚が集まったこともあり、夫は親戚のみなさんによって半ば強制的に飲まされていました。
いつもはうまくかわしているお酌も、入れ替わりやって来る年上の伯父や叔母に次々とつがれ、逃げられなかった様子でした。
私は「大丈夫かな?」と思っていたのですが、私自身も別の親族の方につかまってしまい助けに行けない状況。
そんな中、私が親族の方とお料理の話をしているときに、急に台所のほうでガシャーンと大きな音がしたのです。
ちょうどお昼のお料理を出し切ったあとで、台所には誰もいないはずでした。
その音に驚いて慌てて台所に行くと、なんと夫が倒れていたのです。
しかも胸を押さえて苦しそうな様子!
どうしたのかと思って私は声をかけたのですが、夫は「んっ、ん~~っ!」と苦しそうに唸るばかり。
酔っていた夫は水を飲もうと台所に行き、そこで余ったお雑煮を見つけ、何か食べたほうがいいかとそのお雑煮をつまみ食いしたらしいのです。
しかし、ちょうど親戚の子どもが持ってきた、とあるキャラクターの動くぬいぐるみが机に置いてありました。
夫はセンサーで急に動きだしたそのぬいぐるみに驚いてしまい、お餅を喉に詰まらせてしまったのです...。
おかげで、正月から救急車を呼ぶやらなにやらの大騒ぎになってしまいました。
幸いにも、もちはすぐに取り出すことができて大事には至りませんでしたが、夫は恥ずかしそうにするばかり。
夫は「あんなところにぬいぐるみなんか置いとくから...」と嘆き悲しんでいましたが、私からすれば「無事だったし。これで親戚の方のお酌も断れるようになったんだから良かったじゃない」という感じです。
毎年、夫がこの事件を思い出すたびに慰めています。
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