<この体験記を書いた人>
ペンネーム:yobo
性別:女性
年齢:47
プロフィール:体力の限界と戦う2児の母です。
2019年、幼稚園の保護者会があり、ママ友Aさん(30代前半)の提案で、保護者会前にランチでも...という話になりました。
Aさんいわく、最近見つけた素敵なカフェがあり、貸し切りもできるということで、Aさんが幹事として予約してくれました。
下の子を連れて参加するママたちにとっては、貸し切りは気を使わないですむので安心です。
お店の口コミも、美味しそうな写真や高評価がたくさん付けられていたので、楽しみにして当日を待ちました。
さて、保護者会の当日。
みんなで幼稚園付近で待ち合わせし、お店に向かいました。
お店はこじんまりとした感じで、席の種類もいろいろ。
統一感がないという表現もできますが、気分で席を選びたい人には良さそうです。
ランチはサンドイッチかパスタの2種類のメニューから選びます。
種類が少なめなのが気になりましたが、私はサンドイッチを注文しました。
味は可もなく不可もなくといった感じでした。
一応セットなのでデザートも付いてきたのですが、3センチ四方くらいの小さなゼリーで、試食をしているような気分になりました。
セットと名乗るには物足りない印象です。
ただ、駅から遠くとても不便な場所にあるので、そんなに高くはないだろう、と思っていたのです。
しかし、お会計をしてみると1300円超え。
都会のお洒落なお店ならともかく、さすがに高いな、と思いました。
その後、保護者会のために幼稚園に着いたとき、幼稚園の先生が明るく聞いて来ました。
「みんなでランチに行ってきたんだね! Bさんのお店に行ってきたの?」
そこでBさんの顔がさっと青ざめたのに気づきました。
「あっ、先生、それは...」
「ごめん! 内緒だったんだね」
そのお店はなんと、Aさんといつも仲良くしている同じクラスのBさん(30代後半)が開業したばかりのお店だったのです。
口コミを含め、ランチ会もAさんがBさんのために仕掛けたことだったようでした。
秘密にせず言ってくれれば良かったのに...なんだか騙されたような気がしてモヤモヤしてしまいました。
その後、お店のことは気にしていなかったのですが、ご近所さん(50代女性)から話を聞きました。
「最近できたカフェがあるみたいだけど、いつ通ってもやってないのよね」
ご近所さんは口コミを見て気にしていたそうです。
確かに、Bさんのお店は営業時間が不明でした。
その後まもなく、コロナ禍による飲食店の営業自粛などもあり、Bさんのお店が開いているのを見ることはなくなりました。
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