不倫の証拠は警察から...仕事と偽り不倫ドライブしていた傲慢社員の末路

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:まるおじ
性別:男性
年齢:54
プロフィール:専業主婦の妻と大学生、中学生の子供2人の4人家族の父です。子どもが同時に中学・大学に進学してお金も精神的な負担も大変でした。

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今から25年ほど昔、妻がまだ20代前半の頃の話です。

妻は当時、とある会社の新入社員として、地方の営業所に配属されたばかりでした。

その職場は総勢 10名ちょっとと小規模で、のんびりした人が多く、アットホームな雰囲気でしたが、1人だけみんなに嫌われている社員がいたそうです。

その男性社員Aは、30代半ばの中堅だったものの傲慢な性格で、成績のためなら違反スレスレのことも平気でやっていたそうです。

周囲に迷惑をかけるようなこともしょっちゅうしていたのですが、上司へのゴマすりには長けており、歴代の営業所長のお気に入りだったとか。

Aはそれを笠に着て職場内外でやりたい放題。

とりわけ、取引先企業の女性社員Bとは、営業所の全員が知るほどのおおっぴらな不倫関係にあり、事務所内でも公然とBにプライベートな電話をかけていました。

また、外回りと言って仕事時間中にBと会っているAを他の営業担当が見かけた話もあり、事務所メンバーはAのことを不快に思っていました。

しかし、所長のお気に入りであるAを怒らせたときの報復を恐れ、何も言えない状態が続いていたそうです。

当時、営業所では、所長の自家用車を営業車として使用する制度があり、Aはよく遠方への営業で、所長の車に乗っていました。

妻たちはAが仕事をサボって遊びに行っているのではないかと噂していましたが、証拠もないため、Aが所長の車を自由に乗り回すのを黙って見ているしかなかったそうです。

ところが、思わぬところからAの悪事が発覚することとなりました。

妻が営業所に配属されてから1年ほどたったある日、所長の自宅にスピード違反の件で出頭せよとのハガキが届いたそうです。

車の名義は会社ではなく個人のままでした。

所長自身は無事故無違反でしたし、営業中に誰かが違反したのだろう、と警察に行ったところ、なんとオービスに写っていたのは楽しそうにしているAとBの姿でした。

みんなの噂どおり、Aは営業と称してBと不倫ドライブをしており、調子に乗ってスピードを出し過ぎて御用になってしまったのです。

動かぬ証拠を突きつけられると、普段はAに甘い所長もさすがに大激怒。

すぐさま会社に報告すると、Aは降格処分を受けた上、即座に転勤させられたそうです。

どこで誰が見ているか分からない、と言いますが、オービスでしっかり警察に見られていたのだから、Aも言い逃れのしようがなかったのでしょう。

こんな形で報いがくるとは人生何があるか分かりません。

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