<この体験記を書いた人>
ペンネーム:まるおじ
性別:男性
年齢:54
プロフィール:専業主婦の妻と大学生、中学生の子ども2人の4人家族の父です。子どもが同時に中学・大学に進学してお金も精神的な負担も大変でした。
新型コロナの感染拡大以降、感染を隠して出歩いたことでクラスターが発生するなどのトラブルがテレビやネットで話題になっていました。
そんな話題を聞くたびに、5年前に息子が通っていた中学校で起こったトラブルを思い出します。
中学受験をした息子は、小学校の同級生で同じ塾に通っていたA君とともに第一志望だった私立の中高一貫男子校に合格しました。
A君とは昔から仲がよく、同じ中学校に通えることになった息子は大喜びで、中学入学後も同じテニス部に入って、毎日のように登校から下校までずっと一緒に過ごしていました。
また、A君の母親と私の妻も塾の送り迎えなどを通して親しくなり、お互いが希望の中学校に合格したことに大喜びし、入学後も学校行事だけでなくプライベートの付き合いもあるなど、良好な関係でした。
A君一家はご両親も若い頃から現在まで、ずっとテニスを続けているスポーツマン一家です。
家族そろって元気で、風邪一つひいたことがない健康優良家族。
A君も小学校を皆勤賞で卒業しています。
しょっちゅう体調を崩して学校を休んでいた我が家の息子とは大違いで、うらやましいと思っていました。
ところが、息子が中学2年生の冬に、A君親子が大変なトラブルを引き起こしてしまったのです。
その日は中学校の保護者会があり、妻はいつものようにA君のお母さんと一緒に学校に向かったのですが、A君のお母さんが今までに見たこともないような疲れた顔をしていたそうです。
電車の中でも気分が悪そうにして咳をしていたので、妻が「大丈夫? 最近インフルエンザが流行しているから無理しないで休んだら?」と言ったそうです。
しかし、休むことを極度に嫌がるA君のお母さんは、大丈夫だからの一点張りで、そのまま一緒に学校に行きました。
その後もA君のお母さんの具合は良くならず、保護者会の間も咳き込み続けていました。
妻が家に帰ると、息子から「A君も朝から具合が悪そうで咳き込んでいた」と聞きました。
先生から早退を勧められたにもかかわらず、A君は大丈夫と言い張って部活もやり、学校が終わってから塾にも行っていたそうです。
それを聞いて、私と妻は不安な気持ちになりました。
そして2日後、不安は的中。
妻と息子はもちろん、中学校であっという間にインフルエンザが蔓延し、学年全体が学級閉鎖という非常事態になってしまったのです。
どうやらA君親子は、インフルエンザにかかっていたことが薄々分かっていたようですが、皆勤賞を継続したい一心でこのことを伏せていたそう。
学校からも無理をさせないように注意を受けたようで、それ以上の問題にはならなかったものの、今であれば大ひんしゅくを買うくらいでは済まない行動です。
我が家もとんだ迷惑をこうむりました。
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