<この体験記を書いた人>
ペンネーム:yobo
性別:女性
年齢:47
プロフィール:体力の限界と戦う2児の母です。
2018年のある日、私は激安の洋服店で買い物を楽しんでいました。
そのお店では、タオル類、靴下、Tシャツなどの普段使いの商品を買うことが多かったのですが、ときには「少々難あり」としてそれなりに良い品を見つけることもあります。
そんな宝探しみたいな感覚が、私にとっての楽しみでした。
その日も少しオシャレな服を見つけたので、試着してみることにしました。
ところが、時間帯のせいか試着室は長蛇の列。
そのお店には試着室は1室しかないため、ひたすら順番を待つしかありませんでした。
そして20分ほどした頃、ようやく私の順番が回ってきました。
このタイミングでは、奇しくも私の後ろには誰も並んでいませんでした。
そのため、私がすでに20分も待っていたことは、試着室横にあるレジの店員さんくらいしか知りません。
すると、あろうことか、会計を済ませた後の女性が「試着室の順番を譲ってほしい」と声をかけてきたのです。
その女性は、黒いオシャレなワンピースを身にまとった55歳くらいの美魔女という表現がぴったりな女性。
ヒールを履いて、頭にはサングラスを乗せています。
順番を待てない人はどこの世界にも少なからずいるもの。
それにしても、このような美魔女がなぜ順番を待てないのか、何か特別な事情でもあるのかな? などと考えてしまった私。
すると、その女性は畳みかけるように、順番を譲ってほしい理由を話し始めたのです。
「水着(ビキニ)の会計を済ませたけれども、試着のときに下を脱ぐのを忘れたことに気づいたから」
ぽかんとしていると「すぐに済むからいいじゃないの!」とご立腹の様子。
しかし、こちらはすでに20分も待っていて、割り込まれるのはまっぴらごめんです。
私の後ろにはもう人は並んでいなかったので、「私はずっと順番を待っていたので、次でお願いします」と伝えました。
すると女性は「なんだ、ケチね」と言い放ちました。
そして、レジの店員さんが注意をする間もなく、試着室横の空間でワンピースをまくり上げ、ビキニの下を脱ぎ、買い物袋に放り入れて帰っていきました。
大胆な行動に私は唖然...。
というか、そんな大胆なことができる心の強さがあるのなら、ビキニの下は履いたまま行動しても支障なかったのでは?
そもそも、お手洗いで脱げば良かったのでは?
一見したら素敵な女性だっただけに非常に残念ですし、ああはなりたくないと思いました。
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