<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ミリー
性別:女性
年齢:49
プロフィール:マスク生活に慣れ過ぎて、マスクの下のメイクが適当になり過ぎ...? ちょっと反省気味の今日この頃です。
お盆に実家で家族の集まりがありました。
実家の両親(共に74歳)のもとに集まったのは、私たち家族と独身の弟(45歳)、姉(51歳)と姉の一人息子(19歳)です。
姉の夫(50歳)は、弟と折り合いが悪いので、実家の集まりにはいつも来ません。
母は弟を溺愛しており、一人暮らしをしている弟のもとに週に2回くらいのペースで掃除や食事作りのために通っています。
弟はそれを当たり前に思っていて感謝をしている様子はなく、母の作るご飯のレパートリーが少ないだの味が古くさいだの、文句ばかり言っています。
姉や私が注意しても「母ちゃんが好きで来てるんだ。俺は頼んでねーし」と冷たく言い放って終わり。
高校生で反抗期が来たときからずっと態度が悪いのです。
小さい頃は私に懐いていてかわいかったのに、いい歳のくせに反抗期状態で困り果てています。
ここだけの本音を言えば、山奥の寺にでも行って一生下山しないでほしいです!
今回の集まりでは、そろそろ実家の両親もいい年齢になったので...と姉が切り出し、介護や相続の話になりました。
姉は飛行機が必要な距離に住んでいるので、介護が必要になったら私と弟中心でやってほしい、その分相続も2人に多くしてほしい、と言いました。
介護は避けて通れない問題です。
ちゃんと話し合おうとする姉の姿勢、さらに相続のことも気遣ってくれる意見に賛成でした。
しかし、それを聞いた弟がなぜか顔を真っ赤にして怒り始めたのです。
「おいおいおいおい! 介護や相続なんて縁起が悪いじゃないか! 母ちゃんが死ぬっていうのか! しかも姉ちゃんのくせに介護をしないなんて自分勝手過ぎるだろ!」
怒鳴り出した弟に母も便乗し「そうだ、そうだ、本当に縁起でもない。こんな話しないで!」と言い出しました。
結局、話は中断。
空気がピリピリする中、母は私に八つ当たりを始めました。
姉に対しては「いろいろ考えてくれてさすがお姉ちゃんだわ」と言っていたのに、私には「仲裁もできないなんて! 気が利かないわ、まったく」とあきれ顔。
昔から姉の言うことには一目置くのに、私が同じことをしても八つ当たり、そして弟には激甘なのです。
この扱いの差に何度も傷ついてきました。
今はこういうことを言われるたび、テーブルをひっくり返しそうな勢いのメラメラした怒りで心がいっぱいになります。
そして、いざとなったら母はいつも私を頼りにして電話をしてきます。
姉には遠慮して「お姉ちゃんはいつも仕事で忙しいから迷惑をかけちゃいけない」と言い、1時間も2時間も母の愚痴を聞かされる日だってあるのです。
姉は私に気を使って母に注意してくれますが、ぜんぜん直りません。
これって真ん中っ子の宿命なのでしょうか? 本当にやるせない気持ちです。
選ぶ権利があれば私だって長女か末っ子を選びたかったのに!
私ばかりがサンドバックにされることに悔しさと心のモヤモヤが止まりません。
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