<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ミリー
性別:女性
年齢:49
プロフィール:ちょっと太ってしまったけれど、おいしいおつまみと晩酌が止まらない今日この頃。まぁ気にしない、気にしない(笑)
高校2年生の娘の同級生にS子ちゃんという子がいます。
S子ちゃんは高校入学と同時に、うちのすぐ近所に引っ越してきました。
引っ越しのご挨拶のときに娘と意気投合し、毎日一緒に登下校する仲になり、クラスも同じだったので、すぐに親友のような関係になりました。
最初は親同士も会えば立ち話をするなど、娘の悩みを打ち明け合うような良い関係を築いていました。
娘とS子ちゃんも放課後お互いの家に行き来し、カフェやファストフード店に立ち寄って一緒に帰るような仲です。
しかし、S子ちゃんに彼氏(隣のクラスの男子)ができた頃から、2人の関係性が変わったのです。
最初はS子ちゃんの彼氏も一緒に3人で登下校したり、カラオケやファストフード店に行ったりしていました。
しかし、だんだんとS子ちゃんの彼氏とうちの娘が仲良くなり、それがトラブルの火種になったようです。
娘は、その彼のことは異性として好きではないと言っています。
しかし、娘と彼氏が仲良くおしゃべりする姿を見てS子ちゃんは嫉妬したのでしょう。
自分の母親(45歳)に告げ口し、ひどく怒り狂ったS子ちゃんのお母さんが、ある土曜日の朝にピンポンを連打をしてきました。
まだパジャマを着ていたのでもたもたしていると、ドアの向こうで「早く開けてくださいよ!!!!」と甲高く叫ぶ声が聞こえました。
ドアを開けると片足を隙間にねじこみ「ねぇ! 知っててやってるんでしょう!?」と般若のような顔で問いただしてきました。
「知ってるって何でしょう?」
ぽかんとした顔で私が尋ねると、それが怒りに火を注いだようです。
「はぁ!? 知らないふり!? うちの子の彼氏を取ったでしょう! そのせいでうちの娘はご飯も食べられなくなって5キロも痩せて!!!!」と真っ赤な顔で怒鳴るのです。
もう高校生なのだから親の出る幕ではないと思いつつ、頭にきたので「くだらない! もう娘とは一切付き合わないでください!」と大声で怒鳴り返しました。
結果、娘とS子ちゃんは絶交したのですが、その日を境に我が家は不可解ないたずらをされるようになりました。
ふと見たら外の水道から水が出しっぱなしになっていたり、数十匹の害虫の死骸が玄関の前に置いてあったり、ポストに噛んだ後のガムが入っていたり...。
また、ある時には外に置いておいた自転車のタイヤがパンク...。
あまりに変ないたずらが続き、娘はおびえて「外に出るのが怖い。学校にも行きたくない」と言い出しました。
どう考えてもS子ちゃんの母親の仕業としか思えません。
頭にきた私はS子ちゃんの家に突撃。
「もしあなたが犯人なら、次にやったら警察を呼びます」とハッキリ警告しました。
本人はとぼけて「何のことか分からない」と言いましたが、顔色が変わったのが明らかでした。
犯人かどうかの証拠はないものの、私に言われて焦ったのでしょう。
いたずらはその日からピタリと止みました。
謝罪が聞けなかったのはモヤモヤしつつ、勝手に犯人と決めつけた私の言い方も、これじゃS子ちゃんのお母さんと大差がないと反省...。
そもそも、誤解を解こうともせずキレ返した態度もあり得ないですよね...。
反省することは山ほどありますが、ひとまず平和な暮らしが戻って安心しています。
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