20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。
季節の変わり目を、不要なものを処分するタイミングとしているという中道あんさん。いざ片づけようとすると億劫になってしまいがち。「やる気」を出すために行っているのは、レジ袋1つ分からの「捨て活」です。
【前回】他人をコントロールしようとしない。人間関係を楽にする「スルー力」とは?
【最初から読む】仕組みを作って安心。ひとり時間が多い親の見守り/中道あん
秋になりましたね。
季節の変わり目を不要なものを処分するタイミングにしています。
わが家は、衣替えをしないのでクローゼットにどんどん服を溜めがちに。
この夏に一度も袖を通すことがなかった服は潔く処分することにしています。
基本的には洋服を1枚買ったら1枚処分の方針ですが、決心がつかない場合もあります。
そういう時には、しばらく様子をみて、着ていなければシーズン終わりに処分。
おかげでクローゼットの中は7、8割の量で収まっており、服探しに時間を要せずノンストレスです。
子どもの成長などでライフスタイルが変わると、知らぬ間に不用品が増えていきます。
ものを溜めこんでから処分しようとすると、なかなか腰が上がらず気合が必要になってきます。
スッキリ暮らすにはちょこちょこ捨てが効果的です。
以前ゴミの日にレジ袋1つ分に不用品を入れて捨てる活動をしたことがあります。
まず、片付けたい場所を決めます。
家の中を見渡せば色々あるでしょうが、捨て活を続けるコツは、成果を目で感じることです。
そのためには、とっかかりやすい場所からはじめて集中的に片付ける方が達成感とモチベーションが継続します。
ゴミの日の朝、レジ袋を片手にいらないものをどんどん入れていきます。
これだと5分と時間はかかりません。
可燃ごみ、不燃ごみ、缶・瓶など週に3回も捨て活をすれば、どんどん家の中がスッキリします。
そのうち、レジ袋1つが2つになり、やがて45リットルのゴミ袋になりました。
そうすると、収納場所に空間が増えてきて気分がスッキリし始めます。
すると、本格的に時間を割いて片付けに集中しようという「やる気」が起きます。
最後は大型ごみを処分して、物置1個分をすっからかんにすることができました。
片付けというと、収納ケースを増やして整理整頓するイメージがありますが、箱を作ることで捨てる判断を先延ばししてしまうことになるので逆効果だと思っています。
片付けるときは、とにかく捨てることに意識を集中させるようにします。
捨てれば、収納スペースも必要ないのであとはものを増やさない努力と、定期的に捨て活することです。
わが家は2年前に、捨て活をして随分スッキリしましたが、最近リビングルームのクローゼットを開けるとモヤっとします。
原因は、仕事の関係の書類が増えたこと。
さらに、購入した電化製品などの取説や保証書、保険などの自動更新の契約書、クーポンやチラシ、お得なDMなどの「とりあえず取ってきたもの」が雑然と押し込まれているからです。
時々、税理士さんに必要書類の提出をお願いされても、どこにしまい込んだのか分からないことしばしば起きており、「もしや捨てちゃったか!?」と冷や汗を流したことは一度や二度ではありません。
気温がさがり体を動かしても汗ばむことも無くなりました。
秋は絶好の片付け日和です。
まずはレジ袋1つ分を捨てて、小さく捨て活を始めてみました。
スッキリと片付けられたリビングルームのクローゼットを、年内には目指しています。
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