<この体験記を書いた人>
ペンネーム:マナ
性別:女性
年齢:42
プロフィール:10歳息子、夫と3人暮らしのワーキングマザーです。
今から15年以上前、まだ夫と結婚を前提に同棲していた頃の話です。
当時、夫は28歳、私は26歳でした。
その頃、彼と同棲するために地元から1時間ちょっと離れた場所に引っ越しをしていました。
彼の職場に近かったためです。
離れた土地で、すでに仕事も辞めており、近くには友だちは一人もいません。
一方、彼にとっては地元で、職場も変わっていないため、すぐに遊べる友だちがたくさんいました。
その頃の私は本当に彼だけが頼りで、話す人も彼だけという環境。
それもあって、彼が飲み会となると、何時になっても必ず40分ほど離れた駅前の飲み屋街まで私が送迎していました。
しかし、ある日のこと。
いつもの場所で飲み会の終わりを待っていると、彼が一人で帰ってきました。
いつもは他の人も一緒なのに? どうしたんだろう?
不思議に思い「誰と飲んでいたの?」と彼に聞くと「いつものメンバー」とのこと。
おかしいと思ったのですが、追及せずにその日は終わりにしました。
当時はまさか浮気するなんて疑うこともしなかったのです。
浮気の定義は人それぞれですが、私の中では私ではない異性と2人で飲みに行く時点で嫌です。
数カ月後のお正月のこと。
彼は面倒くさがりなのか、転送届を出していません。
荷物はすべて実家に届いていて、その中に女の人からの年賀状がありました。
「一緒に飲むの楽しかったですね! また誘ってくださいね!」とかわいらしい文字で書いてあるものがあったのです!
彼は慌てて隠して「職場の人だよ」「他の人も一緒だった」とごまかしていましたが、私はあの日か! と思い出しました。
女の勘ってすごいなぁ、と自分でも関心しました。
「他の女と飲んでいるときに私に送迎させるなんてひど過ぎる!」と大げんかになりました。
彼は謝ってきたのですが、しばらくは信用できませんでした。
その後、なんとか関係を修復できたのですが、今後は飲み会の送迎は絶対にしないと決め、終電を過ぎたら自腹でタクシーを使ってもらうことにしました。
結婚した今も、夫が夜に出かけるときは「誰と? どこで? 本当に?」とかなりしつこく聞いています。
当の本人はそんな昔のことを忘れているので、かなり面倒な妻と思っているはずですが、こればっかりはしようがないですよね! 信頼は簡単に取り戻せません!
この行動は息子にもしっかり受け継がれ、パパが出かけるときは必ず私と同じことを聞き、途中何度かメールして帰ってくる時間も聞いています。
これからも息子が聞いてくれるうちは、2人で見張っていきたいと思います。
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