<この体験記を書いた人>
ペンネーム:gaspal
性別:女性
年齢:42
プロフィール:私42歳、夫53歳、小学5年息子の人暮らし。兼業主婦です。
同じ町内のお子さんのことで、2年ほど前から困っています。
小学校低学年らしい女の子が、毎日夕方6時頃になると1時間以上、我が家の前を含めた近所を、グルグルと自転車で周回するのです。
すごいスピードで、何度も同じルートを自転車で走っています。
我が家の前は、交通量が多い道路として近所では有名で、かつて死亡事故もありました。
歩道は狭く、人と人とが譲り合わないと通れません。
そこを2年前から毎日同じ時間、1時間以上も自転車を漕いでいる女の子がいるのは、不思議というか異様な光景です。
冬は5時になるとまっ暗ですので、近所でも噂になっていました。
「暗いと本当に危ないし、おうちの人は知っているのかしら」
「お仕事とかで家の人が帰ってこないから寂しくて、自転車で回りながら待っているのでは?」
いろいろな噂が出ましたが、真相は分かるはずもありません。
「とにかく危ない」と町内会の意見は一致し、その女の子を見かけた近所の人が代わる代わる声をかけました。
「危ないし、おうちに帰ったらどう? おうちはどこ?」
「おうちの人は知っているの? おうちまで一緒に行こうか?」
など話しかけるのですが、何も言わず自転車で行ってしまいます。
最近は、息子の小学校でも「知らない人とは話さないように」「道を聞かれても決して案内はせず、大人の人に聞いてくださいと言いましょう」なので、言いつけを守っているだけなのかもしれません。
町内会でも「何かいい案がないかね。事故にでもあったら危ないよね」と、解決策が見つからず困っていました。
ところが先日、「その子の自転車が置いてある家を知ってるよ」という人が偶然現れたのです!
さっそく町内会長さんが家を訪ねたところ、家族の方は驚く発言をしたのです。
「娘が自転車に乗りたいっていうから好きなだけ乗せているんです。親が許可しているのに、危ないとか心配とか他人に言われる筋合いはありません! 娘が『行きたくない』というから小学校も行かせていません!」
それを聞いた私も仰天してしまいました。
「家の場所から考えると、息子と同じ小学校で登校の分団も同じ。でも確かにあの子は分団にいない...。学校にも行っていないんだ」
聞いた人みんなが絶句しました。
でも、他人の家の方針に口出しすることもできません。
自転車を漕いでいるその女の子を見かけるたびに「なんとかできないかな。本当に学校に行きたくないのかなあ」とモヤモヤしてしまいます。
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