見下した相手にはネチネチネチネチ...自称「一流料理人」のモラハラ男

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ひまわり
性別:女性
年齢:43
プロフィール:夫と子ども3人の5人家族。趣味はママさんバレー、山登り、スキー、家庭菜園、発酵食品つくり。

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2021年、レストランのキッチンでパートを始めて2週間くらいがたった頃のことです。

私より少し前に入ったB(男性。56歳くらい)は、電車で2時間ほどかけて遠方から通ってきていました。

なんでもフランスで調理を学んだとか、某有名レストランでシェフをしていたとか...。

社長がわざわざお願いをして、遠くから来てもらっているのだそう。

そんなふれこみでしたが、そもそも店へ来たきっかけはアルバイト募集を見て応募してきたようで、一流シェフがなぜ庶民的なレストランでアルバイト?と不思議に思っていました。

数日Bと仕事をしてわかったのですが、確かに調理については一流感がありましたが、人としてどうなの?という横柄な態度が凄い人でした。

自分に自信があるからなのか、はたまた見せかけだけで実は自信がないからなのかわかりませんが、他の人のちょっとしたミスが気に入らないようなのです。

まず、一緒に働いていた20歳の男性社員が標的になりました。

彼を馬鹿にしては罵声を浴びせます。

「おいこら、人の話聞いてんのかっ!?」

「呼ばれたら返事をしてさっさとこい! 俺は気が長いほうじゃないからな!」

どすのきいた声でまるで脅しです。

自分が怒られているわけではなくても、同じ空間にいて気持ちの良いものではありませんでした。

とはいえ、入って2週間の私が口出しすることはできず、近くでハラハラ見ているだけでした。

「こいつ、1人のときはちゃんと出勤時間に来て仕事してるかどうかも怪しいもんだしな」

挙句の果てには本人の前でそんなこと言い、完全にパワハラでした。

その男性社員は人懐こくて穏やかな人でしたが、このときばかりはさすがに激怒し、調理中のまな板を「バン!」と叩きました。

「一体このおじさん何者のつもり? ○○くん(男性社員)、反撃よ!」

なんて内心で思っていましたが、この騒ぎはそこで終わり。

Bのパワハラが収まるなんてことはなく、やがて標的は私や他の女性パートさんに移りました。

私が別の日にペーストの瓶詰めをしていると、Bが怒鳴りつけてきます。

「そっちよりこっちを優先にやりなさい!」

「もうそろそろ業務終了時間になるので、きりの良いところまでやって終わりにさせていただきます」

私が返すと、ムッとして怒鳴りつけてきました。

「じゃあもういいから今すぐ帰れ!」

私はあきれて、言い返しても仕方がないので、作業も中途半端なまま帰りました。

Bは人によって態度が全く違い、はっきり言う人や責任者など上の立場の人には、むしろ冗談を言ったりヘラヘラ笑ったりしていました。

調べてみると、これってパワハラやモラハラする人に共通した特徴のようです。

しばらくして、Bがいるせいで辞めたいと言い出す人が続出しました。

毎日あんなことを言われるのであれば、そりゃ辞めたくもなりますね。

Bが入ってきてから数週間で20代の男性社員はもちろん、数名のパートさんが辞めたいと申し出ました。

結局、Bは1カ月の就業トライアル後、継続して雇用はされず辞めさせられました。

あの感じではどこでも長く勤められないでしょうね...。

私もあんな激しいパワハラを目の当たりにしたのは初めてでした。

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